大谷翔平(15日)=AP

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 【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグは15日、各地で行われ、ドジャースの大谷翔平は本拠地でのメッツ戦に先発し、6回2安打1失点、10奪三振と好投し、2勝目を挙げた。

 指名打者(DH)は兼務せず、投手のみでの公式戦出場はエンゼルス時代の2021年5月28日以来、約5年ぶりだった。試合は8―2だった。

 ロバーツ監督から投手専念で起用する方針を伝えられ、大谷は「ちょっとびっくりはしたけど、チームとしても、いい戦略だと思う。(投球に)まず集中しようと思った」。13日に右肩の後ろ付近に死球を受けた影響を考慮され、この日に限って打撃の負担を減らす狙いがあった。

 大谷は指揮官の起用法に応えた。全95球のうち、51球(54%)が直球で、力で押す投球だった。

 1点を失った五回、なおも二死二、三塁のピンチを背負ったが、好打者の1番リンドーをこの日の最速となる100・4マイル(約161・6キロ)の直球で左直に仕留め、グラブを激しくたたいた。「全力でずっと100球を投げるわけにはいかない。あそこは二、三塁だったので、1本で逆転されるところ。しっかりと全力で抑える場面だった」。自身の最終回となった六回は、2〜4番から3者連続の空振り三振を奪った。

 この日は大谷の代わりにDHに入ったラッシングが満塁本塁打を放つ活躍を見せた。今後も投手のみで出場することについて、大谷は「素晴らしいDHがもう1人いるので、彼に任せたい」と、受け入れることを示唆した。

 ロバーツ監督は「(投手専念は)いい判断だった。打席に立つ必要がない分、彼は投球だけに集中することができ、本当に見事な投球を見せてくれた」と評した。今後については「選択肢が増えたということ。必要がなければ、積極的に(打者を)休ませることはしない」として、基本的には投打の二刀流で起用する方針を示した。

 この日は黒人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンがドジャースでメジャーデビューした1947年4月15日を記念した「ジャッキー・ロビンソンデー」。全30球団で永久欠番になっているロビンソンの背番号「42」をつけて試合に臨む日で、大谷もいつもの「17」ではなく、「42」でマウンドに上がった。