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 ◇セ・リーグ 阪神1―3巨人(2026年3月27日 東京ドーム)

 猛虎が誇る“Gキラー”が、まさか…。2年連続で開幕のマウンドに上がった阪神・村上は、6回を投げて5安打を許し、巨人戦での自己ワーストとなる3失点で降板。昨季まで通算7試合4勝0敗、防御率0・54を誇っていた右腕が、初回から巨人打線につかまった。

 「残念です。やっぱり高めに浮いた球を運ばれてしまったので。もっと丁寧にいけば、また違った結果になったかなとは思います」

 思わぬ立ち上がりとなった。初回、先頭のキャベッジに2球目の直球を捉えられ、右越え先制ソロを被弾。マウンド上で苦悶(くもん)の表情を浮かべ、大歓声に包まれた敵地の外野席に視線を送った。実は、これが巨人戦通算51イニング目で初の被本塁打だった。

 出はなをくじかれ、リズムを崩した。続く松本には11球を要した末に四球を与え、泉口に右前打を許して無死一、三塁。新助っ人・ダルベックの遊ゴロ併殺の間にさらに2点目を失った。

 2、3回はともに無失点で切り抜け、立ち直ったかに思われた。だが4回1死、ダルベックに変化球を捉えられ、バックスクリーンへのソロを被弾。1試合2被弾は自己ワーストタイとなり、「やっぱり一発というところで外国人に打たれてしまった。そこが次の、自分の反省点かなと思ってます」と唇をかんだ。

 昨年の広島戦(マツダ)では8回2/3を無失点で、開幕戦零封勝利に貢献した。今年も大役に抜てきされ、2年連続で託された大事なシーズン初戦のマウンド。球団史上初の快挙となる開幕戦初登板から2年連続ビジター勝利を目指したが、白星を呼び込むことはできなかった。だが、まだシーズンは始まったばかりだ。

 「また次に(向けて)、しっかりやっていきたいなと思います」。悔しさを糧に、ここから巻き返していく。(山手 あかり)