(以下全てイラスト:たまご)

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『レジャー白書2022』によれば登山の参加人口は440万人(21年度)と、たいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは「積み重ね」です。

【最終コマ】やっぱり実際に体験しないと…

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オリンピックの映像を見て感じるのは…

現在、冬季オリンピックの真っただ中。

スキーやスノーボードのスピードやアグレッシブなコブの滑り、そしてジャンプ!

どれを取っても想像を超える動きで、ただただ見とれてしまいます。

一方、個人的にも”スキー大好き”な私。


【1】自分でもいける?

見ているうちに…

「ほんの少しなら自分もジャンプできるかも!」

「ゲレンデのコブにも入れるんじゃ?」

なんて、思ってしまう時が。

いざ自分がやってみると

でも、実際にゲレンデで滑り出すと……まったくそうはいかない。


【2】無理無理無理!

私の滑りはただの“棒立ち”です。

カービングターンなんてできないし、コブに入ったら途端にすってんころりん。

人工的に造られた波状地形のウェーブで勇気を出してジャンプしてみれば、5cmほど浮いただけ? それでも着地時には心臓がドキドキ(笑)。

テレビの向こうでは軽やかに見えた動きなのに、いざ自分がやってみたら、こんなに怖いものかと“ガクブル”です。

映像は不思議

しかし登山の映像の場合は、逆のことを感じることもしばしば。

たとえば動画越しで見た、めちゃくちゃ危険そうな岩場や鎖場。


【3】登山動画はその反対!

実際にそこを訪れた際、「あれ、思ったより怖くない? 普通に歩けるぞ」などと感じたことがありました。

経験を積み、三点支持を守り、ゆっくり進めば問題なく歩くことができる。そんな道だった経験がありました。

あの動画で配信主がつぶやいていた恐怖のコメントは本心? なんて思ったり。

あらためて、映像というものは不思議ですよね。怖さを強調することがあれば、反対に難しいことをやわらげて見せたり。

なので、岩場は実際より何倍も険しく見えたし、スキーの滑りは自分でもできるんじゃないかと錯覚させられてもおそらく不思議ではない。同じ「画面越し」でも、受ける印象はずいぶん違います。

段階的な積み重ねをすっとばしては…

何にしても、動画だけでは本当の姿はわからない。自分の足で訪れて、体験して、初めて分かる景色があると思います。

最近ではネットで知識をたくさん得られますが、それでもやはり実体験は大切。

特に登山は経験を積み、下調べや装備を整えてから、次の場所へ挑むもの。

段階的な積み重ねをすっとばして「動画で見たあの場所へチャレンジ!」は、ただの無謀に過ぎません。

なお私の場合、動画を見た瞬間「これは自分には無理」と感じる場所には絶対に行かない。エベレストやらクライミングの世界が典型ですが、画面越しでも十分すぎるほど危険さが伝わってきますから…。

そう考えると、冬季オリンピックの種目は、どれもこれも私にはハードルが高すぎる! なので、引き続きテレビ越しの観戦を楽しみたいと思います。