「新たなKO街道」の始まりか 揺るがぬ井上尚弥の優位 英メディアも圧勝を有力視「「ピカソは同格とは言い難い」

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井上とピカソの実力差を英メディアも強調した(C)Getty Images

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の防衛戦まであとわずかとなった。現地時間12月27日、サウジアラビア興行「THE RING V:NIGHT OF THE SAMURAI(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」で、アラン・デビッド・ピカソメキシコ)の挑戦を受ける。プロ31戦全勝を記録している井上は、この一戦でも圧倒的優位が予想されている。世界的にも高い注目度の中で行われるリヤドでのビッグマッチは、観る者に王者としての強さを再確認させ、新たなるストーリーへと導くための戦いとなりそうだ。

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 英紙『THE STANDARD』が現地時間23日、公式サイト上で井上・ピカソ戦の展開予想などを行っている。「無敗の絶対王者ナオヤ・イノウエが、今週末にリヤドでアラン・ピカソと対戦する」と伝えながら、同じく今大会のリングに上がり、来年5月に井上との対戦が予定されている中谷潤人(M・T)の存在にも言及。「日本を代表する2人のスターが、2026年に実現が見込まれる大一番へ向けて歩みを進める」などと綴っている。

 また、スーパーバンタム級4団体王座6度目防衛戦に臨む井上に対し同メディアは、「『モンスター』イノウエにとって、これは驚異の27試合連続世界戦となる」と強調し、続けて、「4階級制覇を成し遂げ、バンタム級でも4団体統一を達成したパウンド・フォー・パウンド級の名王者だ」と偉業を称賛。

 さらに、9月のムロジョン・アフマダリエフ戦が判定勝利という結果だったことから、「強烈なKO量産で知られるイノウエは、サウジアラビア初上陸となるこの試合で新たな連続KO街道のスタートを目指す」と見通している。

 そして試合展望では、「ピカソが数ラウンド粘る可能性はあるものの、モンスターと同格とは言い難い」と分析。その上で、「大きな波乱なくイノウエが防衛」と予想しており、加えてファイトスタイルにも目を向け、「アフマダリエフ戦ではKOだけでなく、アウトボクシングでも完全に支配できることを証明していた」と評している。

 同メディアは、井上の勝利、さらには来年の中谷戦実現にも触れており、「ビッグマッチのカードを確定させるため、イノウエは一切の油断なく臨むはずで、同夜に勝利するであろうナカタニに続き、リヤドで文句なしのKO勝利を挙げると予想される」などと綴っている。

 初のサウジアラビアでのリング、勝ち方、そして注目の日本人決戦の行方など、いくつものテーマが背景となるこの戦い。統一王者としての強さを磨き続ける井上は、すべての期待に応える結果を残してくれるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]