Eureka RoboticsがシリーズAラウンドで1050万ドルの資金調達を実施 シンガポールや日本で事業を拡大、米国市場にも本格参入
●Eureka Roboticsについて
シンガポール南洋理工大学(NTU)、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)、東京大学におけるロボット工学とAIの研究に基づき、2018年にシンガポールで設立されたEureka Roboticsは、高い精度と高い柔軟性(High Accuracy - High Agility、通称「HA-HA」)が求められる作業を自動化するロボットソフトウェアシステムを提供している。
Eureka Roboticsの強みは、高精度なキャリブレーション、コンピュータービジョン、モーションプランニング、フォースコントロールといった優れた独自技術と、世界中の工場でこれまでに2500万回以上も高精度かつ高柔軟性が求められる自動化作業を行ってきたことにある。シンガポール、ベトナム、日本にオフィスを構え、中国と米国に販売パートナーを持つEureka Roboticsは、ユーザーが生産性の大幅な向上、コストの削減、安全性の向上を達成できるよう、グローバルに支援を行っており、主な自動化用途としては、AIベースの検査、精密部品のハンドリング、3Dデータに基づくピッキング、組立、分注などがある。
●追加の資金調達により、名古屋や大阪など日本の主要都市への進出も
今回の増資により、Eureka Roboticsは主力製品であるEurekaコントローラおよびEureka3Dカメラの開発と市場展開を加速させる。
Eurekaコントローラは、ビジョンとロボティクス・アプリケーションのための包括的なソリューションで、高精度のキャリブレーションと堅牢な力制御を可能にし、さまざまな産業用デバイスを接続・制御するための中心的なハブとして機能する。Eureka 3Dカメラは、ロボットシステムに効率的で費用対効果の高い3Dビジョン機能を追加するために設計され、画期的なAIベースのプロジェクターレス3D再構成技術を使用している。これらの製品を組み合わせることで、システムインテグレータやメーカーは、工場や倉庫におけるピッキング、物体認識、検査などのアプリケーションを製造現場や物流現場に導入できるようになり、ロボットがより高い精度でタスクを実行できるようになる。
さらにEureka Roboticsは、シンガポールと日本の既存市場での事業を拡大するとともに、すでに初期顧客を獲得している米国市場への本格的な参入も予定している。UTECが主導した前回のプレシリーズ Aラウンドで得た資金を基に、Eureka Roboticsは東京に支社を設立し、日本市場で強力な牽引力を獲得。追加の資金調達により、名古屋や大阪など日本の主要都市への進出を計画している。
●独自の3D画像認識技術で課題解決に導く
Eureka Robotics独自の3D画像認識技術「HA-HA(High Accuracy - High Agility)」は、AIと、製造業の物理的な世界のギャップを埋めるものである。近年のAIの進化は主に仮想空間にとどまっており、実際の製造現場に適用するには、高い柔軟性を備えたインテリジェンスを現場の要求に落とし込む必要がある。
例えば車のエンジン自動組み立て工程では、ロボットが多種多様なエンジン部品を理解し、ミクロン単位の高精度で組み立てることが求められる。
