▲ (左から)中畑清氏、王貞治氏
日本野球界のレジェンド王貞治氏(83)が11日、東京・JPアセットスタジアム江戸川(江戸川区球場)で『JA全農WCBF少年野球教室』を開催し、巨人OBの中畑清氏(70)と共に囲み取材に応じた。

話題に上がったのは、アメリカ大リーグ・ドジャースに移籍した大谷翔平選手について。この日、松井秀喜氏が10年間で積み重ねた通算175本塁打を、7年目のシーズンを迎えた4月21日に約2,000打席を残して記録を追い越し、翌5月6日の本拠地で行われたマイアミ・マーリンズ戦で、3試合連続となる今季11号2ランを放ち、本塁打数が両リーグで単独トップを走っていた。

王氏と中畑氏に「今の大谷選手を、お二人はどう見ているか」と尋ねると、王氏は「凄いね」と話しつつ、「もう我々の想像を超えたレベルに行っていますね。日本人選手が大リーグでホームラン王になるとは思っていませんでした」と打ち明けた。

▼ 大谷翔平の活躍は「我々の想像を超えたレベルに行っている」と王氏

隣で聞いていた中畑氏も「(世界で1番ホームランを打った)ホームラン王が、そう仰るぐらいですからね」と王氏の言葉に同意していた。

王氏は、「今の子供さんたちは、本当に彼の活躍で元気をもらって、それでまた、野球をもっと上手になりたいと強く思っているようです。なので、大谷さんには今年も来年も再来年も、アメリカでどんどん活躍してほしいね」と期待をかけた。

中畑氏も「世界一の選手が日本から現れてくれたことは、もう日本の誇りですよ。我々の時代は、王さんに憧れを持って野球を始めた。そういう時代が今、大谷くんになっている。だから、大谷くんにはもっともっと継続して頑張ってもらって、日本の野球が世界一だということを証明してきてほしい。我々も今日のような野球教室で盛り上げて、これから追いつけ、追い越すという子供たちが出てきてくれると嬉しいなと思っております」と自身の野球との出会いを織り交ぜながら、さらなる日本野球界の発展に期待を込めていた。

なお、この野球教室は、JA全農グループが協賛して今年で32年目を迎える。本年度の開催は、6月8日(土)の島根・出雲ドーム、6月15日(土)の石川・こまつドーム、9月7日(土)の静岡・明神池運動公園野球場、10月14日に福島・あいづ球場での開催が予定されている。

今回の野球教室では、王氏と中畑氏のほかに、五十嵐亮太氏(ヤクルトOB)、里崎智也氏(ロッテOB)、鳥谷敬氏(阪神OB)らが講師として参加していた。

▼ 『JA全農WCBF少年野球教室』開校式の様子