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ディスカバリーの可能性 社内で評価中

ジャガー・ランドローバーは、JLRへとコーポレート・アイデンティティを変更した。新たな企業戦略の中で、ランドローバー・ディスカバリーは独立した「ブランド」となるが、JLRの経営陣はそのブランド力に自信を持っている。

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JLRは、ディフェンダー、ディスカバリー、レンジローバー、ジャガーという4ブランドを中心とする新戦略を打ち出しているが、ディスカバリーは現在ランドローバーの中でも売れ行きの芳しくないモデルであることから、独立したブランドとして成立するかどうか疑問が残る。


ディスカバリーはランドローバー歴史的にも重要なモデルだが、その売れ行きは他車の後塵を拝している。

しかし、ディスカバリーは同社のポートフォリオの中で独自の役割を果たしていることから、存続、そして成長することができると、マーケティング責任者のアンソニー・ブラッドベリ氏は述べている。

ブラッドベリ氏はAUTOCARに対し、ディスカバリーを「毎日を特別なものにするためのイネーブラー(成功要因)」と表現し、今後のディスカバリーファミリーの在り方を決める作業が進行中であると語った。

「(ディスカバリーは)4つのブランドの中で、将来の状態に関して社内で最も取り組むべきことが多いブランドです。しかし、それは非常にエキサイティングなことです。なぜなら、わたし達の見解ではディスカバリーが大きく成長する可能性を秘めているからです」

JLRは今年3月までの過去1年間で、ランドローバー・ディフェンダーを7万5000台近く販売したのに対し、ディスカバリーは1万2000台強しか販売できなかった。しかし、ブラッドベリ氏は、これは主に半導体不足が原因で、より収益性の高いモデルを優先させた結果であると語った。

「需要を示すものとして、数字通りに捉えることはできません。当社は、生産できるものに大きな制約を受けていました」

そのため、より新しく、より高価なレンジローバーとレンジローバー・スポーツが「明らかに優先されることになった」という。

JLRの英国担当マネージング・ディレクターであるパトリック・マクギリーカディ氏も、この意見に同調し、「当社にとってディスカバリーは重要なブランドであり、絶対的なエクイティがあり、市場において需要があり、非常に忠実な顧客ベースを持っています」と述べている。

「今、当社が取り組んでいるのは、ディスカバリーというブランドをどのように再構築するかということです。他のブランドにはないユニークな市場スペースをどのように埋めるのか。その評価を今、社内で進めているところです」