大泉洋の兄・潤氏 函館市長選前に眼鏡をやめたワケを激白「弟もいいって言うと思う」

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3月上旬、まだ路肩に雪の残る北海道函館市内の眼科に意外な人物の姿があった。目撃した道内の大学に通う大学院生の井村理人さんは言う。

「4月から就職するのでコンタクトレンズにしようと思って、眼科でスタッフの方に着け方と外し方を教わっていたんです。上手くいかず『これめちゃくちゃ難しいですね』って言ったら、隣で同じように練習していた”おじさん”がいきなり『これ、難しいよな!』って食い気味に話しかけてきたんです」

その”おじさん”とは、4月23日に投票を控える函館市長選挙に立候補を表明している大泉潤氏(56)。あの大泉洋(49)の実の兄だ。4期目を目指す現職の工藤寿樹市長(73)とは、同じ早稲田大学法学部を卒業し、市役所の上司と部下の関係だった。そんな2人の”一騎打ち”は、地元メディアのみならず全国的にも取り上げられ、地方選挙としては異例の注目を集めている。

「最初気がつかなくて、ただの気さくなおじさんだと思ったんですが、大泉さんだってわかってびっくりしました。初めてのコンタクトだったみたいで手間取っている様子でした(笑)」(前出・井村さん)

大泉氏といえば、兄弟だけあって弟の大泉洋と顔立ちは似てはいるものの、役所勤めと聞いて想像するような、やや”お堅そう”なメガネの印象が強い。事実確認のため後援会事務所に問い合わせたところ、「コンタクトを作ったのは事実です」とあっさり認めた。さらに、後援会事務所にも招かれ、事務長に話を聞いた。

「選挙に向けて気合を入れてというか、写真撮影のときにメガネを外したら思いのほか『いいじゃん!』ってなった人が多くて『外した方がいいんじゃないですか?』って言ったら本人も乗っちゃって、『僕も思い切ります』って(笑)」

すると、そこに大泉氏本人が忙しそうに電話をしながら事務所に登場。電話が切れるのを待って取材を申し込むと、その場で快諾してくれた。

ーー選挙に向けた”覚悟”のコンタクトを始めたそうですが

「そんなんじゃないですけど、大体なんで知ってるんですか(笑)。単純ですよ。事務所のスタッフの皆さんが『外した方がいいね』って。自分のルックスなんかあんまり考えないで生きてきたので」

ーー今日、メガネかけていますけれど…

「はい(笑)。実は、入れようと思ってもうまく入らないんですよ。もっと時間をかけてやればいいんですけど、『さあ行くかな』と思って、どうせ1、2分でできるだろうと思ってもできないんですよね。できる日とできない日と今のところ交互になってるんじゃないかな。でも、メガネを外しても普通に見えるんですよ。視力は裸眼で0.5くらいかな。記者会見で資料見ながら話すのは裸眼じゃ無理かもしれないけど」

ーー確かにメガネ外すと目がぱっちりしてて印象変わりますね

「そうかな〜? でも外したらやっぱり楽なんだよね。慣れるものならコンタクトの方がいいよなと思って。今はまだ、特に外す方が難しいですね」

ーー忙しい選挙活動期間に朝の1分は貴重ですよね

「『あ、もう時間だ、ダメだ』って、そのままメガネかけたりかけなかったりしてます」

ーー弟さんも実はメガネ?

「いや? メガネかけてないんじゃない? かけてないよね? 目はいいと思う、確か。コンタクトもしてないんじゃないかな?」

ーー弟さんは兄のコンタクト姿をどう思うでしょうか

「はははは、メガネ外した顔も彼は見たことあると思うからね(笑)。そんなにトレードマークかい? たぶん『外した方がいい』って言うと思いますよ。だってみんなそう言ったもん(笑)。僕自身はあまり自分のルックスを気にしない方だけど、これだけスタッフの皆さまがそう言うんなら『そうなんだな』って思うくらい全員一致でした」

ーー最後に選挙への意気込みを

「今はまだ寒いからメガネ曇るでしょ? メガネ外すとさ、コンタクトだとパッと視界が明るくなる、それと似たような感じというか。巷を歩いていると、澱んでるというか閉塞感とか失望感みたいなものが漂っていて、そういったものを取り払いたいんですよね。それで、『社会は変われるんだ』って、『函館は必ず変われるんだ』ってことを皆さんに知ってもらいたいですね。だから全力で邁進したいなと思います」

最後に記事にすることを伝えると、「正直書かれなくていいっていうか、怖いわ〜、女性自身(笑)」とおどけた大泉氏。果たして一騎打ちの行く末はーー。