流しのブルペンキャッチャー回顧録第6回大野雄大(中日)私はサウスポーを苦手にしていた。なぜか。中学から野球を始めてこのかた、サウスポーとの出会いがほとんどなかったからだ。わずかに、早稲田大学野球部の同期にとても技量優秀な左腕がいたのだが、入部まもなくのブルペンで、彼の「かみそりクロスファイアー」に我がミットはまったくついていけず......。「おまえ、もうええわ」たちまち見切りをつけられてしまい、