Gunosyの向かう先

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今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■Gunosyの向かう先
「ここ最近のGunosy関連の批判についての所感」 2013年05月06日 『Gunosy blog』
http://gunosy.tumblr.com/post/49731783015/gunosy

ここ数日、Gunosyに関しての話題に、Gunosyが一応の公式見解を出したようだ。個々の点については、すでに他の人が述べているし上記の公式見解でもGunosy社の考えが述べられている。俺が特に付け加えることはあまりない。

そもそもの問題はキュレーション自体にあると思うのだよね。つまり「みんなと同じ」情報が知りたい人と、「みんなが知らない」情報を知りたい人がいる。で、後者の人にとってははてブなどですでに知っている情報がGunosyで配信されて来るのは、鬱陶しいわけだ。それなら別にはてブをみればいいのだから。

もちろんはてブも含めてベストな情報を配信してくれれば、Gunosyだけ見てればいちいちはてブを見る必要がないから便利という人もいる。これは使い方の問題だから、ひとつのシステムでサポートするのは難しいのではなかろうか。Gunosyでのクリック率から「この人はGunosyではレアな情報(はてブと重複しない情報)しか求めない」と判断することも可能かもしれないけど。

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有益な情報というのは中間の距離にある。近すぎる情報はすでに知っているし、遠すぎる情報は興味がない。Gunosyも初期の頃、「自分のブログや自分がツイートした記事ばかり配信されてくる」とか言ってた人がいたような。純粋に個人の興味だけで優先順位をつけるとそうなるのではなかろうか。もしかしたらそれではてブなど一般的な人気度を考慮するようにしたのかもしれない。

大雑把には、7割ぐらいが一般的にも人気のある記事で、3割は大外れもあるけどすごく自分の好みを考慮したレアな(マイナーな)記事というぐらいがちょうどいいのではなかろうか。ってそんな俺が思いつく程度のことは、当然Gunosyの人も考えた上で現状があるのだろうけど。

た〜だ、やっぱなんとなく手っ取り早く実用性を優先するために、一般的な人気度の方を優先したチューニングになってるんじゃないの?という気はする(笑)。無論俺がそう感じるのは上述の「レアな記事を求める」タイプだからにすぎないけど。

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自動でその人好みの情報を収集するツールというのは、便利そうではある。ただどうなのかね…。一つの疑問としてそんなに便利ならGoogleがなぜおおっぴらにやらないのか。Googleも検索結果に過去の検索履歴を反映させていると言ってるから、やってることはやってるんだよね。でもなんか控え目。というか慎重。まあいずれ大々的に乗り出す時期をうかがってるのかもしれないけどね。

あとこれは戦略的な話になるけど、やっぱ他のサービスに依存したサービスって、本当に商売になるとなったら、本家のサービスが乗り出してくると思うのだよね。twitterのデータを使っているなら、twitter自身が同じサービスを始めたら絶対に勝てないわけで。

Microsoftとかが散々やった戦略。とりあえずサードパーティのソフトメーカーを野放しにさせておいて、彼らが市場を開拓した頃、Microsoft本体が乗り出して果実をいただくという(笑)。

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他のサービスの統計データに依存しているサービスはこの点が弱点。一方はてブは独立してるよね。

ということで研究対象としては非常に良いと思うのだけど、商売としてはどうなのかな?と思ってしまう。市場が伸びなければ終わりだし、逆に市場がすごく拡大すれば大手が乗り出してきてかっさらってしまう。

Gunosy自体がユーザーを獲得し、他のサービスに依存しせずにGunosy内部だけでデータの優先順位を決定するサービスでないと、長期的には生き残れないと思うのだよね。つまりそれははてブの個人向けカスタマイズであって、Gunosy側から近づくのはちょっと険しいかな、と。逆にはてブは個人向けの配信をすればいいと思うのだけどね。