「ヨナは転んでも高得点…理解できない」浅田舞のTV発言が韓国で物議に

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バンクーバー冬季五輪金メダリストのキム・ヨナ選手が出す高得点について、疑問を呈した浅田舞の発言が、韓国で大きな物議をかもしている。

テレビ東京は13日放送の「ソチ五輪まで待てない!最強日本フィギュア陣・新年の誓いスペシャル」で、2014年に開催されるソチ冬季五輪について特集し、浅田真央の姉である浅田舞、植松晃士、森泉らがゲスト出演した。

メダルを予想するコーナーでは、昨年12月に実戦復帰したキム・ヨナ選手について紹介。キム選手はバンクーバー五輪後に20カ月あまり休息したが、復帰戦となったNRW杯、今年1月の韓国選手権で、共に200点超えという驚異的な点数を叩き出している。番組では、“五輪連覇”という夢に向かい、着々と歩みを進めているキム選手の姿を伝えるものと思われた。

しかし番組は、復帰戦でミスを連発しているVTRを流し、ナレーションは「さっそく飛び出たキムヨナクオリティー! (尻もちをつくシーン)これで今シーズン世界最高得点! 不思議な強さはどこまで続く?」と皮肉っぽく放送。実際、キム選手は最近の2試合で転倒やジャンプミスを連発しているため、番組は何度失敗しても200点超えという高い点数が付くことを疑問視した。

スタジオに画面が切り替わると、植松は「ヨナさん? ヨナさんってどうしてあんなに点数が…いいの?」と質問。すると浅田は「いやぁ、正直、分からないです。選手をやってたんですけど、見ても…なんでなんですかね。審査員が好きなんですかね」と不思議そうに答えた。植松が「え!そういうこと!」と驚くと、浅田は「分からないです。この問題はノーコメントにしておいた方がいいかもしれないです」と返し、言葉を濁した。

この発言は、韓国で大きな波紋を呼んだ。韓国メディア「ヘラルド経済」は、番組ではヨナが失敗するシーンが繰り返し流れるなど悪意のある編集だったと指摘し、番組自体を強く批判。ネット上には「気は確かなの?」「妹の顔に泥を塗った」「見る目が無いね」「海外審判が韓国選手に高い点数を付ける理由はないよ。むしろ日本寄り」などのコメントが溢れ、浅田舞の発言に反発した。

参照:亜州経済
参照:ヘラルド経済

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