慰安婦を「性奴隷(慰安婦)」と表記する韓国メディアが増加

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日韓問題のひとつである慰安婦問題に関し、一部の韓国メディアがこれまで使われてきた「慰安婦」から「性奴隷(慰安婦)」に表記を変更していることが分かった。

朝鮮日報は3日、「日本軍性奴隷被害者の黄錦周お婆さん死去、生存者は58人」と題した記事を掲載した。文中では、「日本軍の性奴隷(従軍慰安婦)被害者の黄錦周(92)お婆さんが亡くなった」「黄お婆さんは吉林満州で日本軍の性奴隷として生きた」と記すなど、これまでなら慰安婦と表記されるところを性奴隷と記した。朝鮮日報は、今年に入ってから複数の記事で慰安婦を性奴隷と記している。

また、ニュースタウンも9日、同様の表現を使用した。「日本政府、独島ICJ単独提訴は当面見送り決定」という記事では、日韓が解決しなければならない問題として「独島問題、性奴隷(慰安婦)、歴史教科書歪曲問題がある」とした。これに先駆け、中国の歴史学者も昨年12月に発表した「南京大虐殺全史」の中で、慰安婦を性奴隷と表記した。

「性奴隷」と表記する方が正しいとする動きは、昨年からアメリカで活発化している。昨年7月には、朝鮮日報が「クリントン国務長官が『慰安婦』ではなく『強制された性奴隷』と呼ばれるべきだと指摘した」と報道。米国務省はこの発言について確認せず、本当に発言したかは不明なままだが、これ以降、韓国で「性奴隷」と表記すべきだとする意見は増えている。

今月5日には、米ニューヨーク州議会で慰安婦決議案が推進していることが判明した。決議案には、第2次世界大戦当時に日本が慰安婦を強制動員したことについて日本政府に反省と責任を求める内容だ。韓国メディアによると、これは慰安婦問題を「アジアンホロコースト(Asian Holocaust)」という観点から日本の非道な行為を告発し、慰安婦を「性奴隷」として問題化させることで日本の謝罪を誘導する狙いがあるという。

韓国メディアは、国際社会で慰安婦問題を「性奴隷問題」として浮上させるため、まずは自国民に「性奴隷」という言葉を認識させようと表記を徐々に変更させているのかもしれない。

参照:朝鮮日報
参照:ukopia

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