「Error in Google?」韓国人歌手が米紙電子版トップに広告掲載 クリックすると…

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韓国人歌手キム・ジャンフン氏と広報専門家のソ・ギョンドク誠心女子大教授が、米紙ウォールストリートジャーナル(電子版)のトップページに、グーグルとアップルを非難する広告を掲載した。

グーグルは昨年、グーグルマップの竹島に表示されていた韓国住所を削除。アップルは、独自に開発した地図アプリからそれまでの独島単独表記から、「竹島」「独島」「リアンクール岩礁」の3つの併記へと変更した。韓国政府や民間団体は、グーグルとアップルのこれらの対応を受けて猛烈に反発しており、キム氏とソ教授による広告掲載はこの延長線上にある。

問題の広告は、ウォールストリートジャーナルのトップ画面を開くと、右側に大きく表れる。「Error in Google?」「Error in Apple?」という刺激的なメッセージが交互に表れるようになっており、思わずクリックしてみたくなるような内容だ。

実際にクリックすると、日本海の場所に大きく「EAST SEA」、竹島に「DOKDO」と表記された地図が登場。さらに画面をクリックすると、竹島や慰安婦などの政治問題、ハングルやビビンパといった韓国の文化、2018年に開催される平昌冬季五輪などを紹介するページへとつながる。

ソ教授は9日、ツイッターで「グーグルとアップルが日本海単独表記をしたことと、独島表記を外したことに抗議しようと思い、ウォールストリートジャーナルのオンライン版に広告を掲載した」と説明し、「間違ったことは正さないといけない!」と訴えた。

WSJの広告欄には、さまざまな広告が入れ替わり表示されるため、タイミングが合えば「Error in Google?」を見ることができる。広告の効果はどれだけあるのだろうか?

参照:ZDNet Korea
参照:キム氏とソ教授による広告

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