10年間、フィオナ姫を演じてきた藤原紀香。今回で卒業。

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 12月10日、東京・青山のセントグレース大聖堂にて卒業式が行われた。と、言っても学校の卒業式ではない。2001年に誕生して、12月18日に最後のシリーズの興行がスタートする『シュレック』の卒業式だ。

 卒業式には、10年間シュレックファミリーとしてフィオナ姫を演じてきた藤原紀香とシュレックの親友“ドンキー”を演じた山寺宏一。そして、今回最初で最後の参加となる、シュレックシリーズ最強の敵“ランプルスティルスキン”を演じる劇団ひとりだ。山寺と劇団ひとりは、緑のシュレックに合わせたグリーンのベレー帽に緑のガウンで、藤原は、胸元がパックリ開いた金のドレスに宝石のついた特性の学生帽で大聖堂入場。学長から、それぞれ卒業証書を授与された。

 藤原は「これからもプリンセスフィオナは私の心の中に生き続けていきます。日本中、世界中に幸せを伝えてきたシリーズに参加することができて本当にハッピーでした。」とシリーズに携わった感想を述べた。同じく10年間、シュレックシリーズに関わってきた山寺も「10年間で家族の大切さ、絆の大切さなど多くのことをシュレックやドンキーたちから教えてもらいました。ドンキーの役がこれまで参加してきた仕事の中でもっとも印象に残る役になりました。」と感慨深そうだった。

 一方、今回の『シュレック フォーエバー』で初参加の劇団ひとりは「みなさん10年間と言っていましたが、僕は4ヵ月だけの参加だったので複雑な気持ちです(笑)」と先の二人とは想いが少し異なる様子を見せた。しかし「僕の17年間の芸能生活の中で一番良い仕事が出来ました。これで評判が良くなかったら芸能界を引退する覚悟です!まぁ引退はしませんが。」と冗談を交えながらも作品の偉大さ、そしてそれに参加できた喜びについて噛み締めているようだった。

 シリーズ最後となる今作は、以前の“緑の怪物”だった面影もなくすっかりマイホームパパとなったシュレックが、自由気ままだった昔の暮らしを懐かしく思い、悪い魔法使いと、一日だけ元の怪物に戻れる契約をしてしまうという物語。契約をしたことで大切なものを失ってしまうシュレックは――。

 10年間の集大成である『シュレック フォーエバー』。藤原、山寺、劇団ひとりの3人も作品の出来について自信を持っているようだ。卒業式のクライマックスは、それぞれの熱い思いを込め、「シュレックフォーエバー!」の掛け声と共に、空高く学帽が投げられた。シリーズが終わっても皆の心には“永遠”に残る作品となるか、公開の12月18日が待ち遠しいものである。


『シュレック フォーエバー』 - 公開情報