55歳で「はじめてのタトゥー」を入れた59歳美容師が、見た目はいかつくなっても「昔より低姿勢になった」深いワケ
◆60歳にして“プチ美容整形”にハマる
「50歳ぐらいのときに、首周りのイボをレーザー治療で除去してから、美容に対する意識が芽生えて、60歳記念で脱毛を始めました。初めはヒゲを剃るのが面倒くさいという理由で顔周りだけやったんですけど、この先、要介護状態になったときに醜い体を妻や娘にさらしたくないと思って、全身脱毛したんです」
こう話すのは千葉県で会社を経営する木下安吾さん(仮名・65歳)だ。60歳から“プチ美容整形”にハマり、150万円以上費やしてきたとか。
「私が行っている脱毛サロンは一回4万円なのですが、レーザーが白髪には反応しないので、15回以上通い続けてつるつるにしてもらいました。もう、陰部周りもお尻の穴周辺、玉袋の裏側までつるつるです(笑)。それで毛がなくなると、今まで毛の下に隠れていたシミやくすみが気になりだして……特殊な光を照射してシミやホクロ、小じわまで消してくれる美肌治療のフォトフェイシャルにも挑戦するようになったのです。
私が通っている美容サロンは、フォトフェイシャルが一回2万円程度なのですが、もう40回以上通っていて、顔はもとより全身のシミ、くすみがなくなりました。照射する光の熱が真皮層にも届いて肌にハリを与えて、きめ細かくしてくれるので、最近は誰に会っても『若い!』と驚かれる」
◆「美容医療について娘と話をする機会も増えた」
木下さんが“目覚めた”背景には、娘の影響もある。
「一番下の娘は私が40代後半で生まれた子供なんです。その同級生の親は、だいたい私よりも10歳以上年下なので、以前から『もっと自分が若かったら……』と歯がゆく感じていました。その意識が、いつしか娘の同級生のパパに負けたくないという気持ちに変わった。ジジくさい親父だと思われたくない、と。結果的に、美容医療はいいことずくめでした。自信を持って娘と2人でお出かけできるようになったし、美容医療について娘と話をする機会も増えた」
つやつやの肌を取り戻したことで意識も変わったという。
「もっと綺麗に見られたいという意識から、服にも気を使うようになったし、体形維持にも努めるようになりました。毎日1万歩は歩くようになり、登山を楽しむようになった。おかげで、健康診断で引っかかることはなくなったし、女性からの評判はうなぎ上り。『どこで美肌治療してるのか教えて』と言われるので、私よりもサロンの評価が上がっている気がするけど(苦笑)」
◆55歳でタトゥーを入れてみたら人に優しくなった
科学の力で若々しさを取り戻す人がいれば、彫り物に目覚めて少々いかつい見た目に生まれ変わる中年男性もいる。
「初めてタトゥーを入れたのは55歳のとき。昔からアウトローな雰囲気に、漠然とした憧れがあったんですけど、子供とプールや温泉に行けなくなるのは嫌だなと思って、ずっと見送っていたんです」
こう話すのは、東京・世田谷区で美容院を経営するShigeさん(59歳)だ。その両腕には十字架やドクロ柄のタトゥーがいくつも彫られている。いかにもヤンチャな見た目だが、実際には堅実派だ。
「僕が55歳のときに一番下の娘が20歳になったので、もう子育ても卒業だなと思ってタトゥーを入れたんです。でも、半分勢いで入れたので、最初に彫ったのは自分の美容院の店名です(笑)。以前から80歳まで美容師として働きたいと考えてきたので、『簡単に店を閉じないぞ!』という意思表示の意も込めて。ただ、80歳まで働き続けるのが簡単ではないことはよくわかってる。
