米ワシントンの「ケネディ・センター」(29日)=AP。理事会は昨年、「トランプ・ケネディ・センター」への改称を決めた

写真拡大

 【ワシントン=阿部真司】米首都ワシントンの連邦地裁は29日、ワシントンの文化施設「ケネディ・センター」の理事会が施設の名称を「トランプ・ケネディ・センター」に改称したことは違法だとして、トランプ大統領の名前を削除するよう命じた。

 施設の名称はジョン・F・ケネディ元大統領の功績をたたえ、法律で定められた。判決は「名称を付けたのは連邦議会であり、連邦議会だけが変更できる」と結論づけた。

 トランプ氏が側近を送り込んだ理事会は昨年12月、名称変更を決めた。自ら理事長を務めるトランプ氏は、この日の判決を受け、自身のSNSに「恥を知れ」と怒りをぶちまけた。

 名称変更の決定を受けて提訴した、民主党のジョイス・ベティ下院議員は「施設はトランプ氏のものではなく、米国民のものだ」として判決を歓迎する声明を出した。米紙ワシントン・ポストによると、昨年2月のトランプ氏の理事長就任後、チケットの売り上げが大幅に減少し、多くの職員が解雇されたという。