【WRC 世界ラリー選手権】第5戦 ラリー・イスラス・カナリアス(4月23日ー26日)

【映像】峠道で175km/h到達!驚異の全開アタック

 WRC(世界ラリー選手権)の今季第5戦がスペインのカナリア諸島で開催され、日本人ドライバーの勝田貴元は表彰台を逃したものの、総合4位でフィニッシュ。最終ステージではツイスティな峠道で時速180キロに迫るトップスピードの全開アタックを見せ、ファンの度肝を抜いた。

 競技最終日デイ4の最終パワーステージ走行前、勝田は総合4位に付けていたが、前戦までの連続優勝を考えるとすこし物足りない結果であった。しかしパワーステージを走り始めると、暫定トップのティエリー・ヌービルの地点経過タイムを次々に塗り替えていく。

 同ラリーは全ステージがほぼターマック(舗装路)で、道幅が広く、グリップレベルが高いことから、「大西洋のサーキット」とも呼ばれている。勝田はフォーミュラレース出身と知られているが、ガードレールの先に崖下が広がるこの緊張感のあるコースで、「175km/h」のメーター表示を叩き出した。

「ラリージャパンに、より良い結果を残せるように」

 その後も得意のインカット走法を交えつつ、コーナーでは激しく土煙を上げながらギリギリまで攻め続け、同ステージ2位を獲得。最終的に、ラリー・イスラス・カナリアスで優勝を果たしたチームメイトにしてレジェンドのオジエを1秒6上回るタイムを記録している。

 この驚異の全開アタックを目撃した視聴者からは、「ガードレールすれすれ」「175km」「サーキットドライバーのライン取りだな」「フルアタックしてるー!」「乗り上げて飛びそうじゃね?」など、勝田を賛美するコメントが並んだ。

 走行後のインタビューで勝田は、「自分には努力が足りなかったが、素晴らしいマシンを用意してくれたチームには感謝しています。ラリージャパンに向けて、より良い結果を残せるようにしていきたいし、改善できる自信があります」と力強く語っている。次戦ラリー・ポルトガルを挟んで、ラリー・ジャパンは5月28日から。ファンの間でも期待感が高まりつつある。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2026』/(C)WRC)