アティチュードブラックマイカを選択すると真っ黒に…

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ブラック加飾で際立つ個性

 2020年代半ばに入り、自動車のデザインはこれまで以上に「個性の出し方」が重視されるようになっています。

 特に近年は、外装パーツをブラックで統一することで精悍さを際立たせる手法が各メーカーで広く採用されており、特別仕様車として展開されるケースも増えてきました。そうした流れの中で、トヨタの主力モデルにも新たな魅力が加えられています。

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 2025年7月、トヨタは「プリウス」に対して一部改良を実施すると同時に、特別仕様車「Night Shade(ナイトシェード)」を設定しました。

 このモデルは、従来のプリウスが持つ先進性に加え、より引き締まった外観を与える専用パーツを採用している点が特徴です。

 現行型プリウスは2023年に登場し、トヨタの最新デザイン言語である「ハンマーヘッドデザイン」を取り入れたシャープなフロントマスクが話題となりました。

 また、新たに2.0リッターエンジンモデルが追加されたことで、走行性能の面でも従来型から大きく進化しています。

 2025年7月の一部改良では、装備内容の充実が図られました。これまでメーカーオプション扱いだった12.3インチディスプレイオーディオPlusやデジタルインナーミラー、ドライブレコーダーなどが標準装備となり、利便性と安全性が向上しています。

 さらに、シャークアンテナのカラーもブラックへと変更され、細部に至るまで統一感が意識されています。

 価格面では見直しも行われ、一部グレードで値上げが実施されました。特にHEVモデルの「Zグレード」は最大17万500円の上昇。一方で、PHEVモデルの「Gグレード」は5万2700円の値下げとなり、ユーザーにとって選びやすい設定となりました。

 その中で登場したNight Shadeは、PHEVモデルの「Gグレード」をベースに開発され、ブラックの専用エクステリアパーツが随所に施されています。

 フロントバンパーロアグリルやリアバンパーロア、ドアハンドル、ホイールアーチ、センターピラーガーニッシュ、さらにはホイールに至るまでブラック塗装が採用され、車全体の印象を引き締めています。

 また、トヨタエンブレムやPHEVバッジ、「PRIUS」のロゴがブラックになっている点も見逃せません。

 特にリアバンパーロアなど一部のパーツには艶あり仕上げが採用されており、光の当たり方によって表情が変化するのも魅力のひとつです。

 ボディカラーとの組み合わせによって印象が変わるのも、この仕様の面白いところです。「マスタードカラー」や「プラチナホワイトパールマイカ」ではブラックパーツとのコントラストが強調され、よりスタイリッシュな雰囲気を演出します。

 一方で「アッシュ」では落ち着いたアクセントとして機能し、「アティチュードブラックマイカ」を選べば、全身をブラックで統一した迫力あるスタイルが完成します。

 インテリアにおいても統一感は保たれており、ブラック加飾のインストルメントパネルや、黒を基調としたスポーティなシートが採用されています。

 くわえてシートには専用のブラックストライプが施され、特別仕様車ならではの個性がさりげなく表現されています。

 パワートレインはベース車と同様で、2リッター直列4気筒エンジンにフロントモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載しています。

 燃費はWLTCモードで26.0km/Lを記録しており、環境性能と実用性を高い次元で両立しています。

 価格は394万7300円(消費税込み)で、ベースとなるPHEV Gグレード(384万7300円)より10万円高に設定されています。

 この差額で専用の内外装が手に入ることを考えると、デザインにこだわるユーザーにとっては魅力的な選択肢といえるでしょう。