全国で相次ぐ倒木…現場には“共通点” 樹木医と探る【バンキシャ!】
いま、全国各地で、倒木の被害が相次いでいます。4月8日に福岡市内の公園で、翌日の9日には、東京の国立市にある駅前のロータリーで、どちらも桜の木が根元から倒れました。そして、この1か月ほどのうちに、5本もの木が倒れたのが東京・世田谷区の砧公園。一体、なぜ倒木が相次ぐのか。調べてみると、倒れた木には“ある共通点”がありました。【真相報道バンキシャ!】
■公園の倒木事故うけ…動物園も樹木点検

12日、バンキシャは、都内にある多摩動物公園へ。コアラやトラなど、普段は見られない動物に驚きながら歩いていると──。
バンキシャ!
「ここから通行止めになっています」
多摩動物公園・職員
「都立公園の倒木事故があったので、詳細な樹木点検をしています」
都の指示などもあり、12日は園内の3か所を通行止めにしていた。
■砧公園 1か月で倒木5本…けが人も

倒木が相次いで発生しているのは、世田谷区にある都立砧公園。およそ1か月で5本もの木が倒れ、70代の女性が下敷きになり、ケガをした。
9日、東京都は砧公園で樹木の緊急点検を実施。27本の木を調べたところ、7本に倒木の恐れがあったという。
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11日、バンキシャが砧公園に行くと、家族で訪れている人たちの姿があった。しかし、そのすぐ近くでは──。
バンキシャ!
「テープが張ってあって、立ち入り禁止になっています」
園内の多くの場所で、立ち入りが制限されていた。
バンキシャ!
「アスレチック、遊べた?」
男の子
「遊べなかった」
今回、砧公園では4か所で5本の木が倒れた。
■相次ぐ倒木“共通点”は…樹木医と探る

なぜ、倒木は相次いだのか。バンキシャは、樹木医の先粼洋二さんと共にその共通点を探った。
まず、3月7日に木が倒れた場所へ行ってみると、先粼さんは、あることに気がついた。
日本樹木医会理事・先粼洋二さん
「ここは(木が)密集している。(密集の)端の木なので、思いきり外側に葉っぱを伸ばそうとして、重心がずれていく」
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木の密集は別の場所でも。
バンキシャ!
「ここも、この木と木の間隔は?」
日本樹木医会理事・先粼洋二さん
「それは、間違いなく(倒木に)影響はあると思うんですよね。片方にしか枝がないというのは、両方ともの木(の間隔)が近い」
■樹木の“密集”なぜ倒木に?

先粼さんが指摘した共通点は、木が“密集”していること。では、木が密集していると、なぜ倒木につながるのか。
先粼さんによると、木は日の光を求めて枝を伸ばす。そのため、密集していると、空いている場所に枝を伸ばし、木が傾くことがあるという。
今回の倒木でもそうして枝を伸ばし、バランスが悪くなった木が倒れたのではないかと話した。
砧公園で見てみると、確かに他の木がないスペースに枝を伸ばし、傾いている木が見られた。
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日本樹木医会理事・先粼洋二さん
「高木になる樹木は、それだけ大きく葉を広げるので、そのためにはある程度の(木と木の間の)距離は必要ですよね」
■倒木現場で実測 木々の間隔は
実際、「日本花の会」ではサクラは10メートル間隔で植えることを推奨している。ところが今回、倒れた木があった場所から一番近い木までの距離を測ってみると──。
バンキシャ!
「5メートルぐらいです」
さらに別の場所では──。
バンキシャ!
「2メートル70センチです」
いずれも一番近い木との距離が、5メートル程度しかなかった。
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全国で相次ぐ倒木。先粼さんは、公園の木や街路樹などの点検を続けることが大事だという。
日本樹木医会理事・先粼洋二さん「弱った樹木をちゃんと見つけて更新していく。残せるものはしっかりと残していく。そのフェーズに入ってきていると思います」
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(4月12日放送『真相報道バンキシャ!』より)
