不採算で閉店した市役所食堂、「スイーツ甲子園」優勝校の生徒たちが復活…調理から接客まで「温かい目で見守って」
不採算で閉店していた千葉県野田市役所内の食堂が、生徒たちの手で再開する。
調理師などを育てる市内の野田鎌田学園高等専修学校の生徒たちが、調理から接客まで行う「のだかまキッチン」として、5月12日にオープンする。地産地消のメニューが楽しめるという。
市役所食堂は市庁舎最上階の8階で民間業者により運営されていたが、不採算で2016年に閉店した。一方、市内を一望できる眺望のよさに加え、市職員の福利厚生面からも、復活を望む声が強かった。
このため市は「スイーツ甲子園」で優勝の実績などがある同学園に白羽の矢を立てた。同校も調理実習授業の一環として取り入れることとし、復活が決まった。
市は厨房(ちゅうぼう)やホールの改修、食器類の購入などに約5600万円を投じた。食材や水道光熱費は学園側が負担するが、施設の使用料は免除され、売り上げは同校の収入となる。地産地消をテーマに、食材には地元特産のしょうゆやみそ、農産物を用いたメニューを提供する。
オープンに先立ち、3月26日には関係者を招いた試食会が開かれた。生徒たち手作りの和、洋、中華の様々なメニューが提供され、2年生の女子学生(17)は「失敗もあるかもしれないが、温かい目で見守ってください。みなさんの心に残る料理を作れるよう精いっぱい頑張ります」と抱負を語った。鈴木有市長は「人材育成や地産地消など、地域に愛される交流拠点としてアピールしていきたい」と期待を寄せた。
5月12日以降、火、水、木曜の午前11時半から午後2時半に営業する。和、洋、中華の定食や麺類のほか、生徒が考案した月替わりメニューも提供する。
