姶良市長選現職・新人の一騎打ち あさって19日投開票 鹿児島
19日日曜投開票の任期満了に伴う姶良市長選挙です。
立候補したのは、届け出順に、現職で3期目を目指す湯元敏浩さん(61)、新人で元県議の米丸麻希子さん(50)の2人で、いずれも無所属です。去年夏の集中豪雨からの復旧や、将来の人口減少を見据えた地域活性化が争点となっています。
(湯元敏浩候補(61)無・現(2))「私はしっかりと国と県とのパイプで姶良市に利益をもたらしていきます。皆さんと一緒にこの明るい姶良市をキープ、そして発展させていこうではありませんか」
現職の湯元敏浩さんは、旧蒲生町出身の61歳。テレビ局社員を経て、2018年の市長選挙で初当選しました。
2期8年で築いた国や県との連携強化とともに、子育て世代の精神的ケアの充実や県立特別支援学校の誘致などを訴えています。
(米丸麻希子候補(50)無・新)「いまの選挙が一番わくわくして楽しいです。この姶良を良くして世界中からこの姶良の暮らしを視察に来るような、そんな姶良市にしていきたい」
新人の米丸麻希子さんは、旧姶良町出身の50歳。自民党の県議会議員を経て、おととしの県知事選にも立候補し、市長選挙への挑戦は初めてです。
保育園などの給食費無償化や、自然や食のブランド化による地域活性化を訴えています。
争点の1つ 災害からの復旧と防災の強化選挙の争点の1つが、災害からの復旧と防災の強化です。
去年8月の集中豪雨。姶良市では住宅1棟が土砂崩れで全壊、595戸が浸水被害に遭い、1人が死亡、2人が軽傷を負いました。
(記者)「国道10号網掛橋、車が絶え間なく走っている、橋のたもとは爪痕が残ったまま」
市中心部の加治木町・国道10号の網掛橋です。集中豪雨で川底がえぐられ、およそ3か月間、通行止めが続き、周辺の店舗では売り上げが落ち込みました。
橋の近くでサンドイッチのテイクアウト専門店を営む上猶尚友さん。
網掛橋は通行を再開しましたが、その周辺の護岸や橋は復旧が始まったばかりで、自由に行き来できなくなっています。店の売り上げは依然、災害前の7割にとどまっているといいます。
(COZY CAFE 上猶尚友さん)「早めに網掛橋が開通したことはありがたかった、河川工事が入ったりとか、まだまだ復興半ばという感じ。(復旧が)遅い、もう少し早めにという感じがする」
課題となる防災や災害復旧。湯元さんは「国との連携」、米丸さんは「地域での連携」を訴えます。
(湯元敏浩候補(61)無・現(2))「安心・安全、防災面でも国と連携できて、進めていくことを訴えていきたい。しっかりと完結できるよう工事を進め、予算をつけていかなければいけない」
(米丸麻希子候補(50)無・新)「今後激甚化する災害は市役所だけでは復旧復興がなかなか難しい部分もある。地域の人の絆をしっかりと連絡などを取り合えるような体制を作っていきたい」
もう1つの課題 将来の人口減少と地域活性化もう1つの課題は、将来の人口減少と地域活性化です。
県のほぼ中央に位置する、姶良市は現在、人口およそ7万6700人。高速道路や鉄道が通り、空港にも近い交通の利便性と、自然の豊かさから、子育て世代の移住も進んでいます。
県内ほとんどの自治体で人口が減少する中、姶良市は2010年の合併以降も人口は少しずつ増加。10年前に比べおよそ2000人増えています。
ただ、高齢化率は全国平均を上回る31.62%で、今後の人口減少が懸念されています。
(看護師 30代)「姶良から(鹿児島)市内に働きに行く人多い、姶良市で仕事ができる環境が整えられたらいい」
(会社員 40代)「商業施設もあり、空港も近くにあるので住みやすさは抜群。地域の人が集まる機会がどんどん増えていったらいい」
将来の人口減少への対応について、候補者は…
(湯元敏浩候補(61)無・現(2))「関係人口と交流人口の増加。交通の便の良さを使ってスポーツの誘致、毎年利用するという交流人口を仕掛けていきたい」
(米丸麻希子候補(50)無・新)「素晴らしい文化や農業などいい場所がそろっている。ブランド化して、県内外や世界に売り出して、姶良市の魅力を高めたいと思っている」
姶良市長選挙の投票日は、あさって19日日曜で即日開票されます。
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