テレビ金沢NEWS

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市川 栞 キャスター:
ここからは政治担当の竹内記者とお伝えします。30日の石川県の山野之義知事の所信表明のポイントはどんなところでしょうか。

竹内 彩乃 記者:
まず山野知事は冒頭、知事選での支持に感謝を述べ、1日も早い能登の復旧復興と石川県全体のさらなる発展、そして県民の命と生活を守ると決意を表明しました。そして続けて、金沢市長と民間企業での経験を生かしながら「現場主義を貫く」と強調しました。

そして、ポイントとなるのが次です。

市川:
“踏襲”と“新しい風”とは、どういうことでしょうか。

竹内:
馳前知事が進めてきた石川県成長戦略と創造的復興プランについては、県議会で承認を得た事業は踏襲しつつ、「新しい風」も吹き込み、石川県を力強く前に進めると語りました。

新しい風と表現した意図については、このように説明しました。

石川県・山野 之義 知事:
「まず知事が変わったということ自体が、間違いなく新しい風だと思っています。私の場合は、地方行政を11年経験、行政の長を金沢市長を11年、経験もしました。大手民間企業での営業の最前線、また、経営戦略の一環一角を携わらせていただきました。そんな経歴からいっても、私は間違いなく新しい風なんだというふうに思っています」

竹内:
そして30日は議会の後、初めて各会派を回りました。

「お願いします」
「いっぱいいうこと聞いてもらわなきゃならん」

30日の所信表明について、議員たちの受け止めは…

自民・下沢 佳充 県議:
「基本的におっしゃっているのは県政の踏襲、それにプラスアルファということですから、あえて言うなら、普通のことをおっしゃっておられるなと」

自民・紐野 義昭 県議:
「若干、緊張しておられたんだろうと思うけれども、それはそれで今から慣れてくれば、いろいろな意味で、腹を割って話できるような場面も増えてくるのかなとは思います」

未来石川・吉田 修 県議:
「周りの皆さんに訴えかけるような話し方で、よかったと思いますよ。ぜひ山野さんには金沢市のことはもうおそらく8割、9割分かっておいていると思うんです。ただ、金沢市以外の18市町の状況というのを、いち早く掌握していただきたい」

まっすぐ県民目線の会・喜多 浩一 県議:
「石川県議会で山野さんを見る、こういう機会を作ることができて、本当にうれしく思っています。現場に飛び込んで、県民、市民の方と触れ合って、そして新しい政策を立案していく。どんどんこれをやっていただきたい」

竹内:
政策の実現に向けては県議会の協力が不可欠ですが、知事選で山野知事を支持した県議は1人のみですから、今後の県議会との向き合い方についても注目です。

市川:
激戦の選挙戦を経て新しい知事に就任されましたから、前の知事が取り組んできた政策を、どれくらい継続するのか気になりますね。

竹内:
この継続性については30日、山野知事は「選挙で議論したことについては新たに付け加えていくものもあるが、県民生活の安定・安心を考えれば継続性は大切」と話しました。すでに議会で承認されているものは、すみやかに進める方針です。
市川:
山野知事になって、新しくどんなことに取り組もうとしているのか気になります。

竹内:
自身の公約に掲げた奥能登と南加賀への移動知事室や、兼六園の入園料を外国人や県外客に対して高く設定する二重価格の導入には、意欲を示しています。一方で、構想段階にある奥能登の新病院などについては、慎重な姿勢を示しています。今後、本格予算を提出する6月議会に向けて予算編成が始まりますが、山野知事のカラーをどのように出していくのかが注目されます。