コシダカホールディングス(2157、東証プライム)。変わらず、順調な収益動向で推移している。前2025年8月期も「9.7%増収(693億8700万円)、12.1%営業増益(113億9200万円)」。この期も「国内カラオケ店舗39店増(期末計703店舗)/海外3店舗増(25店舗)と積極的な出店」を見せている。

【こちらも】ファーストリテイリング:柳井代表に学ぶ、新規事業引け際の教え

 ところで(上場)企業の収益セグメントを覗くと「基軸事業」+「不動産(管理)事業」というケースに出会う。そのあり様は様々だが、コシダカHDもそんな一社。

 前期で不動産管理事業は「17.1%増収(18億5700万円)、102.8%増益(2億2200万円)」。実はこの不動産管理事業には、創業者社長:腰高博氏のある思いが凝縮されている。

 「地方(地域)再生は、経営者に適した仕事」。現にそれは管理する建屋に反映されている。

 最たる例がコシダカHDの発祥の地であり、腰高氏の生まれ育った群馬県前橋市のJR両毛線前橋駅前に建つ「アクエル前橋」。

 2019年1月、旧イトーヨーカ堂前橋店を買収。20年秋、グランドオープン(地下1階・地上6階建て)。ホームページにも「地元企業として前橋の発展に貢献したいという想いの実現に向け、新たなテナント誘致を含め駅前の活性化に取り組んでいる。地域の活性化の良き前例となるようグループ総力を挙げて邁進していく」と記されている。

 私は前橋市出身。建屋名:アクエルが「アクア(水)と緑と詩(萩原朔太郎の生地)のまち」であることを、ある意味で誇りに思っている。

 アクエルの他にも管理物件は多々。フルーレ花咲ビル(神奈川県横浜市、京浜東北線・根岸線駅前/地下1階・地上6階)。カラオケまねきねこ伊勢崎店(群馬県伊勢崎市、東武伊勢崎線新伊勢崎駅徒歩5分。平屋建て)。浅草平和ストアビル(東京都浅草区、メトロ銀座線、都営浅草線浅草駅徒歩2分)。MANEKI新橋ビル(東京都港区、JR山手線・京浜東北線新橋駅徒歩3分。地下1階・地上8階)。ライブネット両替町ネクスト(東海道本線静岡駅徒歩5分。地上5階)。シダックス佐世保京町(JR佐世保線佐世保駅徒歩7分。地上7階建て)。

 本稿作成中の株価は1000円台半ば水準。予想税引き後配当利回り1.97%。昨年来安値921円(4月10日)から9月16日の1484円まで買い戻され、押し目調整トレンド。過去9年余の修正済み株価パフォーマンス4.5倍弱。好配当利回りを享受しつつ上昇場面を待つのが献策か・・・