JRT四国放送

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日本中央競馬会に所属するトップジョッキーのクリストフ・ルメール騎手が3月11日、吉野川市の縫製会社を視察に訪れました。

世界で活躍する、現役のジョッキーがなぜ徳島に?

視察にきた理由と、日本への想いを取材しました。

(佐々木気象予報士)
「吉野川市川島町にやってきました。気象予報士として言えばきょうは快晴」
「競馬で言えば、きょうは『良馬場』といったところでしょうか」
「何やらトップジョッキーがこのあと、この場所に現れるということで大変楽しみです」

(記者)
「競馬しますか?」

(男性)
「知ってますよ」

(記者)
「クリストフ・ルメールさんを知っていますか?」

(男性)
「知っています」

(記者)
「どんなジョッキーですか?」

(男性)
「めっちゃ上手い(レースで)すごい所『そこを通ってくる!?』って所(を通る)」
「気が付いたら1着とか、上手い人だから乗る馬もすごいなって思う」
「あっ車が・・・」

(記者)
「まさかルメールさん来ないですよね」

(男性)
「ドキドキするね来たら、今ドバイとか中央競馬もあるし」

(男性)
「えっ」

(日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール 騎手)
「こんにちは、よろしくお願いします」

現れたのは日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール騎手です。

フランス出身のルメールさんは2015年に、日本へ本格的に拠点を移しました。

これまで最多勝利騎手に8回輝いたほか、2026年1月には、史上8人目となるJRA全10場重賞制覇を達成するなど、日本競馬界の第一線で活躍を続けているジョッキーです。

(記者)
「こんにちは、四国放送です。よろしくお願いします」

(日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール 騎手)
「ルメールと申します。お願いします」

(記者)
「お会いできて嬉しいです」

(日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール 騎手)
「徳島初めてです。楽しみにしています」

先ほどの男性も思わず…。

(男性)
「こんにちは、えっ何で!?ここにびっくりなんですけどえ~~~、夢の世界ありがとうございます」

(日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール 騎手)
「さっ見に行きましょう」

訪れたのは1978年創業、吉野川市川島町で学生服や体操服の製造を専門としている、岡田縫製です。

ルメールさんは11日、京都から忙しい合間を縫って、この縫製会社を見学するために訪れました。

(日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール 騎手)
「みんな上手ですね、正確で速いです」

実はルメールさん、4年前に自身がプロデュースするアパレルブランドを立ち上げました。

「競馬を着こなせ」をテーマに、ポロシャツやTシャツなど日常で使うアイテムに、ジョッキーの勝負服やレースのエネルギーを感じるデザインを取り入れています。

(日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール 騎手)
「蹄鉄です、馬の蹄鉄です。蹄鉄の中にフランスのシンボルと日本のシンボルが入っています」
「25年前に初めて日本に来た。ずっと日本に住んでいて、だから半分日本人になりましたね」
「フランスのカルチャーと日本のカルチャーをミックスしました」

ルメールさんが手掛けるアパレルのこだわりは、「日本製であること」「細部にこだわった物づくりであること」です。

職人の手で一つ一つ丁寧に作る縫製力の高さをもつ岡田縫製では、Tシャツやポロシャツなどの製品の裁断から縫製を行っています。

(CL by C.ルメール・平岡千菜美 代表取締役CEO)
「私たちはデザインは考えるけれど、言うだけなので」
「実際にこういう風にできるのかっていうのが分かって面白い」

この日は、新作の試作品を確認するなど、約1時間かけて工場を視察しました。

アパレルブランドを通じて競馬文化を広めたい。

そして、活動の背景には日本への想いがありました。

(日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール 騎手)
「日本では結構有名になった。日本に恩返しをしたいですね」
「自分のブランドは100%日本製にしたかった。日本の会社を使いたかった」

(岡田縫製・岡田国江 取締役)
「お仕事をもらって助かっていますし、嬉しいです」

(日本中央競馬会所属 クリストフ・ルメール 騎手)
「Pressure is Pleasure。プレッシャーがあれば喜びが大きいです」

日本への恩返しが詰まった競馬をテーマにしたアパレルブランド、徳島の技術が1人のトップジョッキーの夢を支えていました。