日本女子代表(なでしこジャパン)は3月からオーストラリアで開催される女子アジアカップに臨む。24日にはGK大熊茜(INAC神戸レオネッサ)がオンライン取材に参加。「この大会で90分フル出場したいと思っている」と意欲を見せた。

 盤石なGKチームの一人だ。GK山下杏也加(マンチェスター・シティ)、GK平尾知佳(グラナダ)とともに研鑽を続ける21歳は、その2人からの刺激も大きいという。「近くに上手な選手がいるので、見習いながらも上手いところを盗んでいきたい」。プレー面もさることながら、メンタル面を学ぶ。「自分はまだまだ自信を持ちながらプレーできていなかったので、そういう立ち振る舞いは勉強になっている」と語った。

 ジェフ千葉レディース出身で、23年からトップチームに昇格。24年に守護神の座を掴むと、同年夏にINAC神戸レオネッサに加入した。さらに同年10月になでしこジャパンに初選出。昨年夏のE-1選手権でデビューを飾り、12月の国際親善試合カナダ戦では2度目の先発も、果敢な守備で頭を打ちつけてしまい、無念の負傷交代となっていた。

 元日の皇后杯決勝ではヘッドギアを装着しながら頂点を目指したが、無念の準優勝。たしかな経験値を積み上げ、再び日の丸を着けてアジアの舞台に上がる。

 24年にコロンビアで行われたU-20女子ワールドカップ決勝では北朝鮮に0-1で惜敗。ピッチに立った大熊はその悔しさを思い起こし、再戦を望む。「U-20のW杯で悔しい思いをしたので、悔しい気持ちを跳ね返すというところで戦ってみたい」と力を込めた。

 12チームが参加する女子アジア杯では、上位6か国に入ると、来年ブラジルで行われる女子W杯に出場ができる。

 狙うはアジアの頂点と、W杯出場。「一番は優勝してW杯に出たい。自分もW杯に行けるように常にいい準備をしたい」。GKチームの一角として、日本のゴールを守り切るつもりだ。

(取材・文 石川祐介)