RKC高知放送

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高知海上保安部の巡視船「とさ」が救命胴衣を備え付けないまま長期間にわたり航行を続けていた問題で、第五管区海上保安本部は2月に入り、この間に船長をつとめていた職員3人を船舶安全法違反などの疑いで書類送検したことが分かりました。

この問題は高知海上保安部の巡視船「とさ」が法律で定められた備品で、船から脱出する際に着用する特殊な救命胴衣45着分を備え付けずに、2024年2月から2025年7月までの約1年5か月間にわたって航行を続けていたものです。

巡視船「とさ」の航海区域が遠洋から近海に変わったため、職員が不要になったと思い込み廃棄したもので、また法定備品に変更があった際に船舶安全法に基づいて必要な臨時検査を受けていませんでした。

上部組織の第五管区海上保安本部が捜査をすすめた結果、救命胴衣の備え付けの確認を怠り航行を続けた責任者として期間中に船長をつとめた40代から60代の職員3人を2月10日に船舶安全法違反と船員法違反の疑いで高知地検に書類送検しました。

海上保安本部は、「検察で捜査中なので答えられない」として3人の認否を明らかにしていません。

送検を受けて高知海上保安部の佐藤 哲部長は「所属職員への指導を徹底し、再発防止に万全を期していく」とコメントしています。