元・汚部屋暮らしが気付いた「散らかる部屋の原因」。家全体が整う3つの工夫
家がすぐに散らかってしまう。その原因は、収納不足ではなく散らかりやすい場所を把握できていないからかもしれません。20年汚部屋で暮らした片付け収納スペシャリストのおさくさん(30代、3児の母)が気づいたのは、“平たい場所”を片付けると家全体が整うということ。今回は、平たい場所が散らからなくなった3つの工夫を教えてもらいました。

20年汚部屋だった私が気づいた、散らかる部屋の原因
片付けを始めて最初に気づいたことがあります。それは、家の中でとくに散らかりやすい場所は決まっているということでした。
それはキッチンカウンター、ダイニングテーブル、テレビ台の上など、いわゆる“平たい場所”。
郵便物、学校のプリント、外したアクセサリー、こまごました日用品など…。「あとで片付けよう」と置いたつもりが、気が付けば“ちょい置き”の積み重ねでものの山になっていました。
以前の私は、平たい場所が散らかるのは「収納がたりないから」「自分がだらしないから」と思っていましたが、原因はそこではありませんでした。散らかっていたのは、しまう仕組みそのものではなく、戻しづらい動線だったのです。
平たい場所が散らかる本当の原因
自分の暮らしを振り返ってみると、平たい場所が散らかる理由には共通点がありました。
まず、戻す場所が決まっていないものが多かったこと。とりあえず置けてしまうため、定位置を考えないまま放置されがちでした。
次に収納が遠く、片付けまでに2アクション以上必要だったこと。引き出しをあけて、ケースをあけて…という動作は、忙しいときほどあと回しになります。
そして、家族が「どこに戻せばいいかわからない」状態になっていたこと。自分だけがわかる収納では、結局リビングにものが集まり続けてしまいました。
つまり、平たい場所が散らかるのは性格の問題ではなく、仕組みが暮らしに合っていなかっただけでした。
「平たい場所が散らからない工夫」3つ
そこで私が意識したのは、平たい場所にものを置かなくてもすむ仕組みづくりです。
●1:動線上に“戻しやすい収納”をつくる

たとえば郵便物は、ゴミ箱の近くにハサミを置き、その場で開封・処理するようにしました。「あとで」がなくなるだけで、紙類は驚くほどたまらなくなります。
●2:毎日使う細かい物は“住所”を決めてひとまとめに

リップやハンドクリーム、体温計などはオープンボックスにまとめ、家族にもわかるようにしました。
扉つき収納は「あけて、しまう」という2アクションが意外とハードルになります。扉のない、ワンアクションですむ収納にすることで、戻す動作がぐっとラクになりました。
●3:夜に“平たいところだけ”を5分リセットする
就寝前の5分間で、郵便物やコップ、充電ケーブル、子どもが持ち帰ったプリントなど、“平たい場所”に出しっぱなしになっているものを、それぞれの定位置に戻します。
引き出しの整理や収納の見直しには手を出さず、「出ているものを元に戻すだけ」と決めておくのがポイント。
ほんの5分でも、これだけで、翌朝の景色が驚くほど変わります。
平たい場所が整うと、暮らし全体が変わった

平たい場所が散らかる原因は、戻しやすい動線がつくれていないだけ。
平たい場所は、家の中でいちばん変化を感じやすい場所です。20年汚部屋だった私にとって、平たい場所を整えることが「片付けられる人になる」最初の一歩でした。
