「コメを作る人がいなくなる」ブランド化で人を集めたい…棚田で育つ新米「朴木米」プロジェクト、過疎化進む大分・由布市の集落の挑戦始まる
大分県由布市挾間町にある山間地域で、地元特産のコメをブランド化する取り組みが始まりました。地域の活性化に向けた住民の挑戦を取材しました。
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黄金色に輝く稲穂が豊かに実り、こうべを垂れる季節。由布市挾間町の山あい、朴木(ほおのき)地区でも新米の収穫が最盛期を迎えています。
高崎山を望むこの地は、鶴見岳の麓を源流とするミネラル豊かな水と赤土に恵まれ、古くからの米どころとして知られています。現在、およそ40軒の農家が、先祖代々受け継いできた棚田で、質の高いコメ作りを続けています。
(生産者の平野秋博さん)「粘りがあって甘みがありますね。コメがいいもんね。取れ高が良いということは今年は良い年です。病気も入ってないし」
この秋、住民が中心となり「朴木米」として、ブランド化する新たなプロジェクトがスタートしました。
(プロジェクトメンバー榎園歩希さん)「50年後はこの場所でコメを作る人がいなくなるかもしれない。でも、コメが売れ出したり、コメが有名になったりすると、農家の息子や孫が作りたいと思うかもしれない。そのきっかけ作りとして、このプロジェクトを位置づけています」
新米の予約販売を計画、10キロ6000円
プロジェクトの活動として、地区の秋祭りで新米の予約販売を計画しています。試験的に手ごろな価格で味わってもらおうと、新米の予約を10キロ6000円と30キロ1万7000円で受け付けます。
(朴木地区・首藤和博区長)「生産者からは今年は良くコメが取れてると反応を頂いているので、秋祭りで皆さんに朴木のコメの味を知ってもらえればいいかなと思います」
祭りの実行委員も務める榎園さんは、コメのブランド化によって地域の魅力を広め、移住者の増加など人口減少対策につなげたいと考えています。
(榎園歩希さん)「朴木は環境が良くて、アクセスも良い場所なのに過疎化が進み、人が住まなくなるというのは本当に悲しいです。家族層や子どもたちが移住してくるようになってほしい」
地区の期待が込められた朴木米のブランド化に向けた取り組み。その第一歩となる「ほおのき秋楽祭」は1、0月19日午前10時から旧朴木小学校で行われます。
