トヨタが新「シエナ」発表! “2000万円級装備”採用!? LM同等機能も!? ファーウェイスマホとも連携強化! 高級化した新モデルを中国で公開
トヨタ、2026年型シエナを発表
2025年9月23日に、トヨタは大型ミニバン「シエナ」の新型モデルを発表しました。
北米や一部のアジアでも展開されているシエナですが、今回中国向けには、どのような改良が施されたのでしょうか。

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シエナは1998年に登場、「プレビア(日本名:エスティマ)」の後継となる大型ミニバンとして北米市場で発売されました。
現在販売されているモデルは2020年に登場した4代目モデルで、以前まで設定されていたV6モデルを廃止、全モデルともにA25A-FXS型2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載するハイブリッドに一本化されました。
シエナは中国でも並行輸入車として少数が販売されるほど人気でしたが、長らく正規で販売はされていませんでした。
そんな中、2021年にトヨタの中国法人はシエナを正式に中国市場へ投入し、中国で販売するモデルは中国現地で生産すると発表しました。そして現在、広汽トヨタがシエナを、一汽トヨタが姉妹車の「グランビア」を製造・販売しています。
中国では2024年にシエナが8万9450台、グランビアが7万8687台という販売台数を記録、合算すると中国でもっとも売れたミニバン車種となります。
現行モデル登場から数年が経過していますが、シエナは月間9000台前後、グランビアは月間7000台前後の販売台数を記録し続けています。
そんな人気車種のシエナですが、広汽トヨタが2025年9月23日に開催した発表会にて、2026年モデルのシエナが発表されました。
新しくなったシエナは中国市場の声を反映し、主に快適性の部分で大幅に質感を向上しています。
2列目シートには「トヨタ製100万元(約2000万円)級ミニバン」と同等のものと主張するセミアニリン仕上げの本革シートを採用しており、質感も耐久性も両立させたものとなります。
また、16個のエアブラダー(空気袋)で座面を隆起させるマッサージ機能や、3段階で調整可能なシートベンチレーション/ヒーター機能も搭載し、レクサス「LM」と同等の快適性を実現しました。
運転支援面では近年採用の進む床下透過表示機能付パノラミックビューモニターを搭載した点が特徴的で、こういった先進的な機能への関心度が高い中国市場へのアピールも万全となっています。
エクステリアにおいては大きな変更はなく、以前のモデルと引き続き同じ見た目です。
ボディサイズも全長5165 mm x 全幅1995 mm x 全高1765 mm、ホイールベースが3060 mmとなります。
一方で外装色では新たに「プラチナゴールド」を設定したことで、これまでのシエナとは異なる高級感を演出しています。
パワートレインはA25A-FXS型2.5リッター直列4気筒エンジンを搭載するハイブリッドモデルのみ、駆動方式は前輪駆動もしくは電子制御フルタイム4WD「E-Four」の四輪駆動の2種類を用意します。
車載コネクテッド機能も強化され、全車標準でクアルコム製Snapdragon 8155Pプロセッサを搭載、車載システムをいつでも更新できる「OTA(Over the Air)」アップデートに対応します。
これに加えてIT大手「ファーウェイ」が提供する最新のスマートフォン連携機能「HiCar 5.0」にも対応することで、中国市場の需要に的確に対応する形です。
シエナは中国で非常に人気ですが、他に大型ミニバンを展開している競合メーカーは多く、こうした継続的なアップデートが中国市場で生き残るには不可欠な状況です。
2025年6月に広汽トヨタは次期型シエナに発電用エンジンを備えたEV「エンジエクステンダー付きEV(EREV)」モデルを投入すると予告しており、電気自動車(BEV)と同様に人気の高いEREV市場にも初めて参戦する形となります。
開発体制は中国人の主査が率いる「リージョナル・チーフ・エンジニア(RCE)」制度を導入しているとされ、同じく広汽トヨタから販売中のBEV「bZ3X」や、2026年に発売予定の「bZ7」、そして中国向け次期型カローラシリーズでも同様の手法を採用しています。
広汽トヨタではEREV以外に「高性能で競争力のある」PHEV車種も開発中としており、ミドルSUVのPHEV投入も期待されます。
また、HEV技術では現行の第5世代からさらに進化した第6世代の研究を進めるとしています。
これらのパワートレイン戦略を持って、広汽トヨタは2030年までにEV(含EREV・PHEV・BEV)の販売比率を全体の8割にまで増やすとしています。

