“金髪ボランチ”爆誕! 苦しい台所事情の柏を下支え。大卒ルーキー中川敦瑛の奮闘
勝ち切れなかったが、収穫もあった。そのひとつが、ボランチで先発した大卒ルーキー中川敦瑛の奮闘だ。
柏では同ポジションで怪我人が続出。先の6月シリーズで森保ジャパンに初招集された熊坂光希は、代表活動中に右膝の前十字靭帯を断裂して療養中。時を同じく、手塚康平も左膝前十字靭帯断裂、外側半月板を損傷し離脱している。シーズン序盤は主力だった原川力も、4月の湘南戦以降はピッチから遠ざかっている。
【動画】柏×京都は両者譲らぬ熱戦に
京都戦では、31分の垣田裕暉が決めたチーム2点目は中川のサイドチェンジが起点に。守備も精力的にこなすなど、フル出場して“代役”を感じさせない活躍ぶりだった。そんな22歳は以下のように手応えを語る。
「ボランチで練習していたのは、ここ最近になってからでした。でも、ユース時代にも経験していたので、不慣れな感じはありませんでした。シャドーやサイドも経験してきたからこそ、攻撃時の引き出しは増えたのかなとも思います。ただ、もっとできたという悔しさもあります」
心境の変化も明かしてくれた。
「覚悟というか、もっとやらないといけないという責任感は感じていました。それをもっとプレーでも出さないといけないという気持ちから、思い切った髪の毛の色にしちゃいました。見た目で目立つからこそ、プレーでももっと活躍したい。今日も何度かミスもあったので、もっと持ち運んだり、パスを付けたり、判断のところも磨いていきたい」
黒髪から思い切って金髪にした俊英が、上位争いに絡む柏で存在感を増している。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
