台湾・花蓮市 日本人警察官の死の真相探す 大おいの男性が調査依頼
調査を依頼したのは、熊本県に住む小山正義さん。大おじである小山実さんが1916(大正5)年2月4日に花蓮で30代の若さで亡くなったことは知っていたが、その詳細について父親から聞くことはなかった。
黄さんによると、実さんの戸籍が残っていなかったばかりか、当時の新聞記事にも関連の情報が見つからず、調査は困難を極めたものの、殉職者を合祀(ごうし)していた北部・台北の建功神社の名簿を確認すると、実さんの名前を発見したという。
その情報を基に、当時原住民(先住民)族が多く暮らしていた地域で殉職した人の名簿を調べた結果、実さんは現在の花蓮県瑞穂郷舞鶴地区で鉄条網周辺のパトロールをしていた際に感電し、34歳で亡くなったことが分かった。だが、遺灰が建功神社に祭られたかについては分からなかった。
現地には関連の慰霊碑や墓があるかもしれないとして、黄さんは引き続き調査を行う考え。正義さんは進展があり次第、家族を連れて供養したいと語った。
(張祈/編集:齊藤啓介)
