【海外発!Breaking News】毒グモに腕を噛まれた女性の悪夢 7年後も患部が化膿、がん化の可能性も(豪)
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ビクトリア州ドナルドに住むジェナ・アレンさん(Jenna Allen、28)は2014年11月、洪水被害に遭った地元でボランティアをしている最中に、有毒のセアカゴケグモに左腕を噛まれた。クモは靴箱の中に潜んでおり、靴を取り出そうとした際の一瞬の出来事だった。
ジェナさんは左腕に鳥肌が立ち、嘔吐、胃痙攣を起こすなどの症状が現れ、地元の病院には抗毒素血清が保管されていなかったため、車で約1時間の病院の集中治療室で抗毒素血清による治療を受けた。
その後、ビクトリア州ベンディゴ病院に転院すると2か月間の入院を強いられた。左腕の皮膚が壊死してしまい、自身の左太腿から左腕への皮膚移植手術が必要だったのだ。
ところが1年後、ジェナさんは左腕に蚊に刺されたような小さな膨らみを発見、それは皮膚移植をした部位にあっという間に広がると膿が溜まり始めた。ジェナさんはそれ以来、複数の医師の診察を受けてきたが、慢性疼痛、皮膚の化膿などで苦しみ続け、ある程度まで回復しても完治することはなかった。
悪夢はさらに続いた。2020年10月に受けた生体検査で、患部の細胞にがんになる危険が高い前がん病変が見つかったのだ。ジェナさんは医師に「今後の経過次第では、新たな皮膚移植や左腕の切断もあり得る」と言われているそうで、もうすぐ事故から8年になるも気持ちは晴れない。
幼い2児の母親でダンス教師であるジェナさんは「精神的にも経済的にもギリギリの状態」と明かすと、このように述べた。
「左腕にはドレッシング材(創傷被覆材)が必要で、これは毎日交換しなければなりません。以前は交換する時の痛みで気を失うこともあり、麻酔が必要なほどでしたが、現在は自分でできるようになりました。ただ1週間に一度は往復7時間かけて病院に行かなければなりません。ドレッシング材だけで少なくとも週に約12万円(1300豪ドル)が必要で、これは保険ではカバーされないのです。また年に4回は生体検査が必要で医療費も馬鹿にならず、今は仕事もままならない状態なのです。」
「私が望むのは子供たちを思い切りハグしてあげること、そして治療法を見つけて左腕の傷を完治させることなのです!」
なおジェナさんの友人のグレン・サラさん(Glenn Sarah)は2020年3月、経済的な支えになればとクラウドファンディングサイト「GoFundMe」を立ち上げており、「ジェナに『あなたは一人ではないよ』と伝えたい。みんなで協力し、なんとか治療法を見つけてあげたい」と願いを綴っている。
ちなみにセアカゴケグモは攻撃性がなく大人しいが、触ると噛まれることがあり、日本では1997年に最初の咬傷例が報告されている。もし噛まれたらできるだけ早く病院に行って治療を受けることが大切だという。
画像は『The Daily Star 2022年8月22日付「Venomous spider bite leaves mum unable to hug her kids and at risk of cancer」(Image: Courtesy Jenna Allen / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
