2020年の世界新車販売台数ではトヨタ自動車グループが首位となった。日産自動車・三菱自動車・ルノーの3社連合は3位で、ホンダも8位に入っており、日本車は世界中でよく売れていると言えるが、日本の自動車メーカーは技術が漏えいすることを心配していないのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 2020年の世界新車販売台数ではトヨタ自動車グループが首位となった。日産自動車・三菱自動車・ルノーの3社連合は3位で、ホンダも8位に入っており、日本車は世界中でよく売れていると言えるが、日本の自動車メーカーは技術が漏えいすることを心配していないのだろうか。

 中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、「日本企業は先進的なエンジン技術が外部へ漏れることを心配していないようだ」と主張し、その理由を考察する動画を配信した。

 まず1つ目の理由として動画では、「日本は工業の歴史が長く、技術革新を重視していること」を挙げた。質の高いエンジンを作るには健全な重工業産業が必要で、日本はアジアの中でも最も早く工業化に成功したことが大きなアドバンテージになっているという。そして技術革新を重視し、進んだ海外の技術を取り入れてさらなる改良を加え、経験を蓄積してきたが、他の多くの国にはこうした工業の歴史や経験が不足しているので技術漏えいを心配していないと分析した。

 また、「日本のエンジンが非常に精密なこと」も関係していると指摘した。日本製品は「小さいながらも優れている」のが特徴で、その高い精密さがエンジンの基幹技術を盗まれないよう保護する作用になっているという。模倣が得意な中国は、日本製エンジンを分解して研究したが、あまりに精密すぎる日本製エンジンはパクることはできていないと伝えている。

 中国は現在、産業の構造転換を図っており、海外技術を導入して成果を出しているが、自動車分野ではなかなか成果が出ていない。動画では、これは中国の工業化が遅かったほか、最初に日米に劣るソ連の自動車技術を導入したことも要因だと分析した。しかし、中国の技術力は着実に上がっているので、「模倣せずともオリジナル技術で質の高いエンジンを作れるようになるはずだ」と結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)