100周年の「カルピス」を五感で楽しめる場所
水玉模様のパッケージ、独特の香りと味わい―。商品名を聞いただけでこれらのイメージがすぐに思い浮かぶほど、カルピスはあらゆる世代に広く浸透しているロングセラー商品だ。
施設はオープンスペースや複数の部屋で構成。「どこで何を伝えるか。区切ることで分かりやすくなるように工夫した」(アサヒ飲料コーポレートコミュニケーション部コミュニケーション推進グループの白土久美子課長)。プロジェクションマッピングなどさまざまな映像技術を駆使しており、五感で楽しむことにも重点を置いている。
オープンスペースでは、これまでの商品パッケージや広告を展示しており、100年の歴史をたどることが可能だ
例えば、「はじまりのへや」と名付けた空間。カルピス生みの親である三島海雲氏が旅先の内モンゴル地区で発酵乳に出会い、後に開発のヒントになったエピソードをアニメーションで上映する。
発酵の特徴を壁面に投影した映像で紹介する円形状のスペース「発酵のへや」の演出もユニークだ。壁面には二つの穴を設置しており、顔を近づけると甘酸っぱい香りがほのかに漂い、まるでカルピスの製造タンクの中にいるかのような感覚を体験できる。
ミュージアムに併設した試飲スペース「『カルピス』ラボ」では、その場でカルピスの水割りや炭酸割りを味わえる。メニューの拡充も検討中で、さまざまな飲み方・楽しみ方の提案により、ファン層をさらに広げる効果も期待できそうだ。
【メモ】▽開館時間=9時―16時半▽入場料=無料(事前予約制)▽最寄り駅=東武伊勢崎線館林駅からタクシーで約10分、東武佐野線渡瀬駅から徒歩約15分▽住所=群馬県館林市大新田町166▽電話番号=0276・74・8593
