電池レスの呼出ベル「電池レスコール」登場! 謎の技術でボタンを押して発電

写真拡大 (全4枚)

飲食店やホテルには、「呼出ベル」がある。
誰しも一度は見たことがある、古くからあるツールだ。
呼出ベルは、呼び鈴(通称チンベル)から始まり、現在は電子タイプに置き換わっている。

電子タイプの呼出ベルは、電池交換の手間がある。

実は、この問題を解決する電池を使わないベル「電池レスコール」が開発された。

意外に大きな革新だったりする。

■電子式 呼出ベルの欠点を解決した「電池レスコール」
「電池レスコール」は、電池を使わない呼出ベルだ。


電池を使わない呼出ベル「電池レスコール」


現在主流の電子タイプの呼出ベルは電子機器なので、電池(電源)がないと使えない。
電池が切れることは、客と店員にとってのストレスとなる。
・客が呼出ベルを使っても、ベルが鳴らないので店員を呼べない
・店員が呼出ベルの電池交換を行わなければならない


一般的な電子タイプの呼出ベルは、電池が切れると、まったく使えなくなってしまう


「電池レスコール」は、なぜ、電池なしで使えるのか?
その秘密はボタンにある。
実は、呼び出しベルのボタンを押す力で発電した電気を使っているのだ。

「電池レスコール」の使い方は、
・客は一般の電子タイプの呼出ベルと同様にボタンを押す
・「電池レスコール」から電波が発信され、席の番号が掲示板(本体受信機)に表示される。
電波の届く距離は約150m。


ボタンが押された電池レスコールの席の番号が、掲示板に表示される


「電池レスコール」は、ボタンが押された際の「運動エネルギー」で発電していると思われるが、発電の仕組みは企業秘密とのこと。フランスにある会社の特殊な発電技術を本体に取り入れているという。




ITライフハック 関口哲司