多くの女性が、小さな頃から“いつか、なりたい”と夢見るもの。

それが、花嫁だ。

結婚式は、一生に一度だけ。ならば、最高の1日を送りたい。そう願うのは、女であれば当然のこと。

しかし常に気になるのが、「結婚式」そのたった1日に、東京のカップルたちは一体どれくらいお金をかけるのか?

人には聞けない、だけど知りたい。“理想の結婚”を形にした勝ち組花嫁たちの、結婚式明細のリアルに迫る。

これまでに、リッツ婚を挙げたレイナさんや、ハワイ婚を実現した菜々さんを紹介した。

さて、今週は?




【今週の花嫁】
名前:紗季さん(29歳)
職業:飲食店経営
住まい:港区
結婚式会場:ホテルニューオータニ
招待客人数:300名


元祖・御三家ホテルで挙げる超ゴージャスウエディング


近年、外資系ホテルの人気が高まっているが、日系ホテルの存在も忘れてはならない。特に、国内ホテル業界とホテルウエディングの歴史を牽引してきたといわれるのが、元祖・御三家ホテル。

元祖・御三家ホテルとは、帝国ホテル、ホテルオークラ東京、そしてホテルニューオータニの3つのホテルを指している。伝統と品格、日本人ならではのおもてなし精神は、日系老舗ホテルならではの魅力といえるだろう。

今回紹介するのは、そのうちのひとつである「ホテルニューオータニ」でとびきりゴージャスな結婚式を挙げた女性、紗季さんだ。



優しそうでイケメンなご主人

挙式披露宴にかかった費用は、合計2,000万円以上


招待客の人数は、300名。

かなり大規模な披露宴だが、それもそのはず、紗季さんの実家は、誰もが知る大企業を経営している。つまり彼女は、超がつくほどのお嬢様なのだ。

そんな名家出身の紗季さんだからこそ、格式高い老舗ホテル・ニューオータニをセレクトしたというのにも納得だ。

紗季さんは、出自を鼻にかけるわけでもなく、常に明るく社交的。華やかなオーラに包まれ、笑顔がチャーミングな女性だ。さらにはご主人もモデル顔負けのイケメン。

思わず羨ましくなってしまう完璧なカップルだが、そんな二人の結婚式にかけた総額を聞いてみると、なんと合計2,000万以上。

紗季さんは、一体どんな結婚式を挙げたのだろうか!?


総額2,000万以上。超豪華ホテルウエディングのリアル


ニューオータニを選んだのは、両親が結婚式を挙げた思い入れのある場所であったから、と紗季さんは語る。

「挙式は、ホテル内チャペル・プリンチパーレで行いました。トラディッショナルな教会スタイルで、生演奏もついたのでとても気に入ったんです。

披露宴会場は、芙蓉の間。ニューオータニに決めたもう一つの理由が、バンケットの広さです。ゲスト数が多かったので、300名の大人数が問題なく入る収容力、そして都内トップクラスの天井高が決め手になりました」

披露宴中のお料理は、ゲストに楽しんでもらえるよう、ローストビーフやちらし寿司などバラエティのある豪華コースをチョイス。

また、紗季さんが以前大手飲料メーカーで働いていたこともあり、ドリンクは全てそのメーカーに統一して、高級シャンパンなどを振る舞った。



華やかな披露宴会場がぴったりの、新郎新婦

司会と映像は、プロ中のプロに依頼


さらには、進行や演出等についても超一流。

司会は、民放テレビ局の人気アナウンサーにお願いし、披露宴中に流した映像についても、テレビ局制作チームが手がけたというから本格的だ。

サプライズの演出としては、ウエディングケーキ入刀の際、サンリオのキティーちゃん、マイメロちゃん、クロミちゃんを呼んで会場を盛り上げた。

エンターテインメント要素がギュッと詰まった披露宴に、ゲストたちも特別な時間を過ごしたに違いない。

しかしここまでこだわった演出となると、そこにも多額の費用がかかっているのではないかと想定するが…?

「演出や余興は、すべて知人からのプレゼントなんです」

そう言って、紗季さんはニッコリと微笑む。



披露宴会場「芙蓉の間」

ゴージャスな空間の演出。装花は300万円、装飾は500万円


紗季さんが、今回の披露宴においてもっともこだわったというのが、装花や装飾による空間のコーディネート。

「ゲストの皆さんが、会場に入った瞬間はワクワクできて、でもずっと見ていると次第に心が癒されてくるような、そんな空間にしたいと思ってコーディネートしたんです」

会場全体を真っ白なかすみ草でデコレートし、テーブルクロスには落ち着きのあるライトグレーを使用。



3mの高さのデコレーションが壮大でロマンティック


そして何よりも目をひくのが、高さのある壮大なデコレーション。天井高という会場の強みを利用して、テーブルの上には3mの高さのあるデコレーションを設置し、照明と装花による幻想的な空間を創り出した。

上から吊るしたキャンドルや、垂れるように飾られたグリーンも美しく、温かみも感じられる。



テーブルコーディネートは、ホワイト、グレー、グリーンの3色で統一

気になるウエディングドレスは…?


写真を一目見るだけでも、会場全体の美しさとゴージャスな様子が伝わってきて、思わず息をのむほどだ。

これらの装飾にかかった費用は、合計500万円。そして装花には300万円をかけた。



ライティングによって会場の雰囲気もガラリと変わる


会場の広さを活かしたのは、デコレーションだけではない。テーブルレイアウトも、ゲストに楽しんでもらうために最大限工夫したという。

円卓だけでなく、会場入り口の目の前には14人掛けの長テーブルを4列設置。その席には、新郎新婦の共通の友人に座ってもらったそうだ。

「せっかく仲の良い友人同士でも、円卓だと、どうしても喋りづらいですよね。皆には、まるで学校みたいに楽しみながら時間を過ごしてもらいたくて、レイアウトを工夫しました」


エマリーエのドレスを着用。新婦衣装と小物総額は330万円

ウエディングドレスはエマリーエのオートクチュール


ウエディングドレスは、紗季さんがInstagramで一目惚れしたというドレスブランド「エマリーエ」のオートクチュール。

「胸元と、ドレス後ろの大きなリボンが気に入りました。鎖骨のラインが上品に出るし、バックスタイルがゴージャスなのに上品で、360度どこから見ても可愛いドレスです」



ティアラはミキモト。フラワーモチーフのジュエリーはエクレット


お色直しには、広い会場にも映える、華やかな色打掛をチョイスした。

新婦衣装にかかった費用が約130万円。さらには、ミキモトのティアラやエクレットのジュエリー等、小物の合計金額が200万円ほどだ。



お色直しは鮮やかな色打掛


お話を聞けば聞くほど、豪華絢爛な結婚式。

しかし最も驚いたのは、今回の結婚式をプロデュースしたのは、すべて紗季さん自身だということ。なんと彼女は普段、空間コーディネートの仕事もしているため、今回の式に関しても、前述した会場装飾を含め、すべて自身でコーディネートを手がけたのだとか。

「お仕事での空間コーディネートでは、お客様の世界観を"表現する側"ですが、今回の結婚式を通して初めて自分自身の本当にやりたいことを形にできたので、凄く楽しかったです。

披露宴のテーマも自分で決めて、会場のデコレーションやお花、テーブルクロス、チェアカバー、ライティングや飾り皿など、ひとつひとつにこだわりを込めてプロデュースしました」

ただ単に費用をかけただけでは決して実現できない、喜びと驚きがたくさん詰まった紗季さんの結婚式。その裏には、彼女の強い思い入れと、抜群のプロデュース力があった。

新郎新婦にとってはもちろんのこと、きっと参加したすべてのゲストにとっても決して忘れられない1日になったことだろう。