夫のいびきがうるさい!もしかしたら病気のサインかも⁈
いびき発生のメカニズムや、いびきの対策を紹介します。
いびき発生のメカニズム
いびきとは、睡眠中に何らかの理由で空気の通り道(気道)が細くなることから、呼吸をするたびに音が出てしまいます。身体は眠ると、緊張の緩和から全身の筋肉が緩みます。口の中も例外ではなく、のど周辺の筋肉が緩み、のどの周りについている肉は重力でのどに落ち込んでしまい、気道が狭くなるのです。
いつもいびきをかくわけではないけど、お酒を飲んで帰ってきたときや疲れているとき、鼻炎や風邪を引いているとき、といったように一時的ないびきの場合は、ほとんど心配ないでしょう。原因を解消すれば、いびきもなくなります。
心配ないびきとは?
一時的でなく、常時いびきをかくという場合は少し注意が必要です。まず、いびきの途中で、呼吸をしていない無呼吸の状態がないかどうかを確かめてみましょう。呼吸によって気道がさらに狭くなり、塞がってしまうことで、無呼吸の状態になると考えられます。
無呼吸が1時間のうちに5回以上現れると「睡眠時無呼吸症候群」という病気の疑いが強くなります。
睡眠中なので、本人は呼吸が止まっている自覚がほとんどありません。しかし脳は覚醒状態にあるため、睡眠の質が低下し、朝すっきりと起きられないことが多いと言われています。昼間に眠くなったり、集中力がなくなったりもします。
無呼吸かどうかはっきりしなくても、上のような症状に心当たりがある場合は、一度医療機関に相談してみた方が良いでしょう。クリニックによっては自宅で行える簡易検査や、1日宿泊して脳波や筋電図、眼球運動などを検査することによって診断できます。
睡眠時無呼吸症候群は放置しておくと危険
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧との関係が強く、放っておくと、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる合併症にかかることがあります。
無呼吸が起こると、酸素が体に回らなくなりますから、体は酸素を巡らせようと必死になります。その結果、心臓や血管に負担がかかり、高血圧や血管の病気にかかりやすくなるのです。
いびきの改善方法とは?
睡眠時無呼吸症候群でなければ、以下のようなことに注意をして、いびきの改善に取り組んでみましょう。
◎肥満の解消
体に脂肪がついているということは、のど周辺にも脂肪が多く、気道を塞ぐ大きな原因になります。まずは、運動と食事を見直して、肥満の解消に努める必要があります。
◎横向きに寝る
仰向きに寝ると、どうしても重力によってのど周辺の肉がのどに降りてきてしまい、気道が塞がれやすくなってしまいます。横向きに寝ると、気道に肉が落ち込むことを防ぐことができるので、手っ取り早い対策になります。
横向きがどうしても寝心地が悪いという場合、脚の間にクッションや枕を挟んでみたり、抱き枕を利用してみることをおすすめします。
◎寝る前のお酒は逆効果
寝つきをよくするために寝酒を習慣にしている話をよく聞きます。お酒は確かに人を眠くさせる効果があるので、寝つきはよくなるかもしれません。しかし、睡眠の質は逆に悪くなると言われています。また熟睡感が得られないからという理由で寝酒をするのは本末転倒です。
アルコールは筋肉の緊張を緩める作用がありますから、いびきをよりかきやすくさせることにもなるので注意しましょう。
◎部屋の湿度を維持する
気道に炎症があると通り道が狭くなるので、いびきの原因になります。慢性鼻炎や慢性気管支炎などを患っている人は、そちらの治療をしっかり行うことが大切です。
また、室内の乾燥は気道に炎症を起こさせやすいので、特に乾燥しやすい冬は部屋の加湿を心がけましょう。
いびきと言うと、つい簡単に考えがちですが、周囲のストレスの原因になるばかりか、命にかかわる重い病気の原因になったりと、いいことはありません。本人では気づきにくいことだからこそ、周りのサポートが大切になってきます。
「いびきがうるさい…」だけで終わらせないで、そんな時は、夫の生活習慣を見直したり、早めに専門の医療機関を受診するようにすすめてみてください。
写真 © Ana Blazic Pavlovic - Fotolia.com
