学生の窓口編集部

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マリリン・モンローが愛したことでも知られる香水。それが「シャネル5番」です。超一流ブランドが手掛ける香水は、そのお値段も非常に華やか。しかし、一度はつけてみたい憧れの香りでもあります。今回はそんな「シャネル5番」に隠された、知られざる歴史を紹介します。
■生み出したのは、フランス人名調香師

シャネル5番は、超有名ブランドシャネルから、1921年に発売された香水です。ファッションブランド「シャネル」の創始者は、20世紀を代表するファッションデザイナーの一人、ココ・シャネル。優れたデザイナーであると共に、優れた女性起業家でもありました。

1921年、シャネルはすでに大人気ブランドとなっていましたが、そんな中でココ・シャネルは新しい取り組みを思いつきます。それが「洗練されたファッションを香水で完成させる」というもの。そのために香水が作られることになり、ココ・シャネルが香り作りを依頼したのが、フランス人名調香師、エルネスト・ボーなのです。

■シャネル5番は画期的な香水だった!?

シャネル5番が発売される以前にも、もちろん香水は存在していました。しかしそれらは、「お花の香り」や「ムスクの香り」など、単一型のシングルノートの製品でした。また、香水を身につける人も、身分の高貴な女性、もしくは水商売に従事する女性の両極端に別れており、一般的な女性にとっては、決して「身近なもの」という感覚ではありませんでした。

ココ・シャネルが目指したのは、「現代的で洗練された、普通の女性たちが使用できる、新しい香水」。そのためにエルネスト・ボーは合成香料を駆使して、いくつもの香りをブレンドしました。現代の香水では時間の経過と共に、複数の香りを楽しむことは、もはや当然のこと。しかし、そうした新しい流れを生み出したのは、他でもないシャネルなのです。

■「5番」に隠された秘密……「1番」から「4番」はどこに?

ここで気になるのが、なんとも不思議な「シャネル5番」という香水名についてです。「シャネル」はブランド名ですから、香水名はシンプルに「5番」のみ。こう聞くと……「じゃあ、1番から4番はどこに!?」と思う方も多いかと思います。

ココ・シャネルの依頼により、新しい香りを完成させたエルネスト・ボー。そのサンプルは、実は一つではありませんでした。1番から5番、そして20番から24番の数字を付けられた、香水のサンプル瓶。その中から、シャネルが選んだのが5番の瓶だった、というわけです。シャネルがこの香りを選んだ理由は、「単純に香りが気に入ったから」とも「5という数字が好きだったから」とも言われています。こうして1921年5月5日に発売された「シャネル5番」。世界中で大ヒットとなりました。

まるで贅沢な花束を思わせるよう、華やかな香りを楽しませてくれる「シャネル5番」。「1番」から「4番」も、きっとそれぞれ魅力的だったんだろうなぁ……と思うと、ちょっと興味がわきますよね。幻の香水、ぜひ一度楽しんでみたかったかも……!?

(ファナティック)