ローマの目標はどんどん野心的になっていった。まずはサポーターの信頼を取り戻し、続いて欧州の舞台への復帰を決め、さらにチャンピオンズリーグ(CL)出場権も獲得した。あとは、スクデットだけだ。だが、ユヴェントスがサッスオーロ戦とアタランタ戦で勝ち点4を挙げれば、第37節の直接対決の前にユーヴェは優勝を決められる。

25日の第35節ミラン戦を前に、ローマのルディ・ガルシア監督は次のように話した。

「リーグ戦はもう決まりという周囲の雰囲気と戦う。チームにはそう言ってある。まだ終わっていないし、我々が勝てばまだ終わらない。そしてユーヴェの試合結果を待とう。ミラン戦は、優れた才能を持つ選手たちがそろった両チームの対戦だ。彼らはヨーロッパリーグ(EL)出場を願っている。我々は首位にたどり着くために全力を尽くす」

来季のCLも見据え、ガルシア監督は23日、「ローマに残りたいが強いチームが欲しい」とコメントしている。指揮官によれば、チームとクラブも同じ考えのようだ。

「来年はもっとずっと厳しくなる。9月から12月まで3日おきの試合となるからね。プリマヴェーラにも期待しよう。選手たちも来季のすべてのコンペティションで主役になりたいと思っている。CLでは少なくともグループリーグを突破したいと思っている。クラブも同じことを望んでいるんだ。この点で、我々は100%クラブと一致している」

「マーケットに関しては考えなければいけない。常に難しいものだからね。100%成功するクラブなど、私は知らない。だが、去年の我々の予選が3000万ユーロ(約円)で、チームが2位なら、良い仕事をしたということだ」

ミランは現在5連勝中。ローマは8連勝中だ。

「ミランには優れた選手たちがおり、大変な試合になるだろう。だが、我々も勝つために全力を尽くす。開幕からずっとそうだったようにね。厳しい試合だろうが、我々には5万以上の観客がいるだろう。それもさらなるモチベーションとなる。もうプレッシャーは存在しない。素晴らしいボーナスでしかないんだ」

イタリアオリンピック委員会のジョヴァンニ・マラゴー会長が「セリエAのレベルは下がっている」と話したことについて、ガルシア監督はこのようにコメントしている。

「彼にはそう言うだけの理由があるのだろう。イタリアには新スタジアムが必要だ。それと、ナポリやユヴェントスのようにやらなければいけない。彼らは(ゴンサロ・)イグアインと(カルロス・)テベスを連れてきた。2人とも最高級の選手たちだ」

ローマのマウロ・バルディッソーニGMは、「クラブは常に監督よりも重要」と発言したが、ガルシア監督はこう述べている。

「正しいよ。ローマは常にすべての、そして全員の上にいる。それは変わらない。そして、我々はこのクラブの一員でいることを誇りに思う」