これからの世界は、中国とアメリカが中心になる「G2」の時代とも言われている。どちらの国もやや利己的な傾向が指摘されることもあり、国民性も自己主張が強いイメージがある。そんな2つの国の若者同士がチャットで会話をしたら、どうなるのか。20歳の中国人男性ブロガー「阿墓」さんは、実際にアメリカ人とチャットした内容を公開している。チャット部分は英語で語られていた。以下ブログの引用。

[前回の記事:(1)(2)(3)]----------------------------------------------------------------

アメリカ人「アメリカの方が金融危機で失ったものが大きいんだよ。もうアメリカには、経済を建て直すだけの資金もないんだよ」

中国人「いや違う。きみの国の政治家たちが努力して、経済を建て直せばいいんだよ」

アメリカ人「そう言われてみれば、アメリカ議会は中国と貿易戦争をしようとしているらしい。そしたら北朝鮮は、中国のメンツをアレすることになるかも」

中国人「きみたち欧米人は、どうしていつも中国を敵だと思うのかい? 一緒に経済を建て直すために協力しようよ。2人の人間が友達になれるように、2つの国も仲間になれるんじゃないのか。ごめん、メンツをアレするって何?」

アメリカ人「メンツだよ。中国の考え方だから、きみは知っているはずだ」

中国人「北朝鮮が中国と同じように考える、ってこと?」

アメリカ人「違う。今回のように北朝鮮が韓国人を殺したとしたら、アメリカは中国が北朝鮮を止めるだろうと期待していたんだ。でも中国は北朝鮮に対して何も言おうとしないね。だから北朝鮮は中国のメンツを潰したんだ」

中国人「それは違う。中国は常に各国の主権を尊重しているんだ。北朝鮮も独立国だからね。われわれは常に戦争や武力ではなく、話し合いで問題を解決しようとしているんだ。中国がどれだけ努力してきたか、きみたち欧米人は知らないだろう。中国は朝鮮半島の平和のために、すごく貢献してきたんだ。北朝鮮との六カ国協議もまた始まる。そこにはアメリカも入っていたね」

アメリカ人「中国は北朝鮮を支援しているよね。アメリカ政府は、それをやめて欲しいと思っているんだ。朝鮮半島の平和に中国が貢献したというのは、正直言って信じられないな」

中国人「欧米のニュースは中国について誤解があるし、間違った情報も流しているからね。だから、きみが信じられないというのも無理はないね」

アメリカ人「もうこっちは遅くなってきたから、続きはまた今度話そう。あなたと話せて良かったよ。ではそろそろ寝ます。再見!」

中国人「我々は北朝鮮が貧しくて助けを必要としているから、助けているんだ。きみたち西洋人だって食料支援とかしているよね。みんな、北朝鮮が発展して改革解放するのを望んでいるんだよ。ちょうど30年前の中国のように。北朝鮮は脅威なんかではないよ。じゃ、おやすみ」

アメリカ人「バイバイ」

中国人「バイバイ。あ、そうだ。日本について言いたいことがあった。日本は戦争の歴史を歪曲していて、侵略した歴史を認めないんだ。南京大虐殺で30万人以上の中国人を殺害して、数千人の女性や少女をレイプしたっていうのに。我々中国人はこの歴史を絶対に忘れない。でも日本人の中にも、公平に歴史を受け入れる善良な人もいる。彼らこそ本当の日本人だ。では、おやすみ」(引用おわり)

 こうして見ると、始めは友好ムードで会話がスタートしたものの、金融危機の話のあたりから徐々に雲行きが怪しくなり、アヘン戦争の話以降、完全に会話がかみ合わなくなった模様。中国人の方は徐々にヒートアップしてきたようで、最後は思い出したように突然日本への批判を言い募り、チャットは終了した。どちらも自己主張の強い国民性と言われるだけに、G2の時代はいったいどうなるのか、ちょっと先が思いやられる。(おわり 編集担当:西谷格)



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