ただ速く走るだけじゃなく「美しさ」にも力を入れる! 女性だけのレースシリーズ「KYOJO CUP」がますます盛り上がっている【吉田由美の美ーハー・カーライフ」】

この記事をまとめると
■近年は女性限定レースの「KYOJO CUP」が大盛況だ
■15歳の超新星からトップ女性ドライバーまでが本気バトルを展開するのが人気の秘訣
■美への配慮やファン交流も進化しており新時代のモータースポーツを感じさせる
戦う女子がモータースポーツを変える
2026年5月10日、富士スピードウェイで開催された「KYOJO CUP Rd.1」は、女性たちによる熱いバトルと、華やかなイベントが融合したモータースポーツフェスでした!

まずは、おさらい。「KYOJO CUP」とは、「競争女子(KYOJO)」をキーワードにした、日本初の女性限定モータースポーツのカテゴリーです。「女性がもっとモータースポーツで活躍できる場を作りたい」という想いからスタートし、プロレーサーから若手育成までを視野に入れた本格的なレースシリーズとして、現在、人気も知名度も赤丸急上昇中!
舞台となるのは富士スピードウェイで年間5戦が行われます。レースは単なる女性向けイベントにとどまらず、タイムはもちろん、駆け引き、接近戦など、内容も本格的。近年はマシンの性能も大幅に向上し、「レースとして面白い」とファンも増えています。しかもレースは本気なのに、マシンを降りるとみんな小柄で、愛らしさ満点。このギャップにクセになる人続出です。

KYOJOシリーズを率いるのは、元レーシングドライバーであり、女性モータースポーツの普及に力を注ぐ関谷正徳氏。
「女性ドライバーが継続して活躍できる環境づくり」をテーマに、レースだけでなく、スポンサー活動やメディア露出、ファンとの交流まで含めた女性レーサー文化を育てるため、関谷さんのご家族をはじめ、いろいろな方がサポートして2026年で10年目。その輪は確実に大きくなっています。じつは私もKYOJOがスタートする前から関谷さんにお会いすると挨拶がわりに「KYOJO出てよ!」といわれています。さすがに参戦は難しいですが、ずっと気になっているんです。

現在、KYOJOシリーズは大きくふたつ。
まずは「KYOJO CUP」。これはハイブリッドのフォーミュラーカー「KC-MG01」を使用するKYOJOシリーズのトップカテゴリー。スピードもレベルも高く、将来的には海外での活躍やプロカテゴリーへのステップアップも視野に入れた本格シリーズです。
もうひとつは「KYOJO VITA」。こちらは「VITA-01」というマシンを使用する、「KYOJO CUP」の育成にしてエントリーカテゴリー。比較的参戦しやすく、レースを始めたい女性の入口的な存在です。実際、ここからKYOJO CUPにステップアップする選手も増えています。
開幕戦を完全制した富下李央菜選手
5月10日に開催された「KYOJO CUP Rd.1」はスタート直後から接近戦が続き、女性限定とは思えないほどあちこちでバトルが行われる迫力のある走りが印象的でした。決勝は最後まで手に汗を握る展開で、シリーズにふさわしい盛り上がり。

会場では、レース以外にもパドックウォークや、ドライバーとの交流イベントも開催。レーシングスーツ姿の”KYOJO”たちが、ファンと近い距離で触れ合う……、その姿はまるで「モータースポーツ版のAKB」。いまや、アイドル並みの人気です。
そしてこの日の「KYOJO CUP」の主役は、予選・スプリント・決勝をすべて制した富下李央菜選手(OPTIMUS CERUMO INGING KC-MG01)でした。開幕戦を完全制覇し、一躍シリーズの主役候補に名乗りを上げました。2位はジョアンヌ・チコンテ選手(FLEEK KDDP KC-MG 01)で、ちなみにふたりはまだ10代。そして決勝で3位の斎藤愛未選手(SCS TOM’S KYOJO KC-MG01)。斎藤選手はファステストラップを記録し、レース歴20年以上のキャリアを誇り、毎年シリーズのトップ争いをしています。

そんなかで2026年に大きな話題を集めているのは、KONDO RACINGから参戦している15歳の高校生レーサー、松井沙麗選手。もちろんまだ15歳なので普通免許は取得できませんが、松井選手は日本人初のウイリアムズ・ドライバー・アカデミーに所属した経歴をもつ最年少の大型新人です。

また、2026年から「美顔ローラー」などで知られる「ReFa(リファ)」が「Team ReFa with AIWIN」のチームを結成し、三浦 愛選手と白石いつも選手をサポート。さらにKYOJOのシリーズパートナーに就任。その影響が大きいのか、KYOJOは今シーズンから「美」に関する取り組みが行われています。
たとえば、レース中はもちろんヘルメット必須。当然、レース後は汗をかいてメイクは崩れ、髪の毛は潰れ、ヘルメットの跡がつく、の三重苦。暑いのでヘルメットをすぐ脱ぎたいけれど、人前でその姿を見せるのは年頃の女子ならちょっと気になっていた人もこれまではいたはず。しかし、レースの世界は基本的に男性社会。そんな気遣いはまったくなく、これまではそれが普通のように行われていました。しかし2026年からは、表彰式に出る前にヘアメイクを整えることができるようになりました。もちろんドライヤーなどの整える製品は「リファ」。こうしたちょっとした気遣いが、選手もファンも幸せにしてくれます。写真写りやメディアにも綺麗な姿で出演できるので大歓迎ではないでしょうか。

次回のKYOJO CUPは7月18日(土)〜19日(日) 、富士スピードウェイで開催です。私は次回も応援に行く予定です。次回も楽しみ〜!






