東京Vに敗れ、5連敗。柏の苦境は続く。(C)SOCCER DIGEST

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[J1百年構想リーグEAST第14節]東京V 1−0 柏/5月3日/味の素スタジアム

 柏レイソルは5月3日、J1百年構想リーグEAST第14節で東京ヴェルディと敵地で対戦。ポゼッション率70パーセント、パス総数は相手の約3倍の788本と圧倒的に試合を支配したが、90分にワンチャンスを決められ、0−1で敗れた。

 柏はこれで5連敗。しかもその5試合での得点数はわずか「1」。13節・FC東京戦で中川敦瑛が奪ったゴールのみだ。東京V戦は後半に2つの決定機を作ったが、決め切れなかった。

「試合全体を通じて、我々はボールと試合を支配できていた。決定的なチャンスも明確に2つ作ることができた。それを決めていれば、落ち着いた形で勝利できた展開、内容だった」

 試合後にそう振り返った柏のリカルド・ロドリゲス監督は、「我々が作った決定的なチャンスを決め切れていないという決定力不足。そこが課題」とも指摘した。
 
 では、柏はその課題をどう解消していけばいいのか。

「(チーム全体に)綺麗にやりたい気持ちがあるかは分からないですけど、今年はどこかそう感じるし、自分もそうなってしまっている部分があるので、もっとアバウトにやってもいいのかなと思います」

 そう語るのは、中川である。今季、果敢なミドルシュートで2ゴールを奪っているボランチは、次のような考えも示す。

「ミドルシュートも大事ですし、あとは去年もやっていたように、ポケットを取った時に中を見ず、早いクロスを上げるのも手段のひとつだと思います。相手がゴール方向に戻っている状態であれば、オウンゴールというアクシデントが起こる可能性もある。相手が寄せてきたからクロスを上げないでやり直す。それも大事ですけど、どこかで変化を加えるためにはそうゆうことだったり、ワンタッチのクロスをもっと増やしてもいいと思います」

 また、古賀太陽は「前線の選手の特長によって、攻撃のプランが左右される部分がある」としつつ、チームとして成功体験を積むことが大事だと強調する。

「去年の良かった時は、前半を0−0で終えても、そこで相手を疲弊させた分、後半で得点を積み重ねられるという成功体験がありました。前半はボールを動かしながら相手を走らせて、後半は鋭い攻撃を仕掛けていくといったように、うまく使い分けられるようになっていく必要はあると思います。

 やはり成功体験を積んでいかないと、選手に迷いが生まれてきてしまう気がするし、“これでいいんだ”というものをひとつ積み上げたいです。今日は悪い試合ではなかったし、自分たちのやりたいことを少しは示せた。そこをしっかり結果に繋げていきたいです」

 柏が決定力不足に陥っている背景には他にもいろんな課題があるあずで、一朝一夕に解消できるものではないだろう。ただ、中川と古賀が語った打開策もポイントのひとつになるはずだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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