デンソー、ローム買収提案の撤回検討…戦略練り直し「第三者との連携可能性を積極的に検討」
自動車部品大手デンソーは、半導体大手ロームに対する買収の提案を撤回する検討に入った。
2025年9月末時点でローム株の5%弱を保有し、電気自動車(EV)向け需要が高まるパワー半導体の強化を狙ったが、ロームは、東芝、三菱電機とパワー半導体事業の統合で対抗する構えを見せていた。
デンソーは「ロームに限らず第三者との連携の可能性を積極的に検討する」としており、今後、戦略の練り直しを図ることになりそうだ。デンソーとロームは25年5月に半導体分野で提携し、今年2月、デンソーからの買収提案を受け、ロームは社外取締役らで構成する特別委員会で是非を検討していた。
高い電圧や電流の制御を得意とするパワー半導体は、自動車や家電などに幅広く使われ、EVの航続距離を左右する。中国勢の台頭が脅威となり、経済産業省は補助金投入を通じて国内企業の再編を促してきた。
