在韓外国人ユーチューバーの「カイン」が、ソウル市鐘路区(チョンノグ)の広蔵(クァンジャン)市場でミネラルウォーター代2000ウォンを別途要求されて困惑している。[写真 YouTube「カイン」キャプチャー]

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ソウル市鐘路区(チョンノグ)の広蔵(クァンジャン)市場で、外国人ユーチューバーに対して500ミリリットルのミネラルウォーターを2000ウォン(約216円)で販売して物議を呼んでいる中、同じ価格でミネラルウォーターを販売してきた店が他にもあったことが確認された。

ソウル市や鐘路区などは21日、広蔵市場で現場点検を行い、屋台の価格実態や販売方式、衛生状態などを確認した。この過程で、最近「ぼったくりミネラルウォーター」が問題となった屋台以外にも、市場内の2カ所の屋台が500ミリリットルのミネラルウォーターを2000ウォンで販売してきた事実が判明した。

16日、ミャンマー出身のユーチューバー「カイン」とロシア人の友人にミネラルウォーターを高く売り問題を指摘された屋台は、一般の食堂のように水差しに入った水を基本提供しながらも、キャップの閉まった「新しいミネラルウォーター」を求める外国人観光客のために別途ミネラルウォーターを用意して販売してきたという。

該当の屋台はメニュー表にミネラルウォーターの価格を2000ウォンと表示してはいたが、通常価格に比べて2倍近く高いという点で公憤を買った。実際にミネラルウォーターは利益率が高いとされるコンビニでも通常1000ウォン前後で購入できる。広蔵市場内の他の屋台も、ほとんどが1000ウォン程度でミネラルウォーターを売っていることが調査で分かった。

ソウルを代表する伝統市場として知られる広蔵市場は、海外観光客の間で必須の訪問コースに挙げられるほど人気が高い。しかし、ぼったくり料金をめぐる問題は絶えない。昨年は8000ウォンのスンデに肉を混ぜて1万ウォンを要求した事例が知られ、一時不買運動の動きが起きた。こうした問題が繰り返される中、小商工員市場振興公団はBTS(防弾少年団)の公演を控えた先月17日、ぼったくり料金根絶キャンペーンなどに乗り出したが、類似の事例が再び確認された。

広蔵伝統市場商人会側は、今回の事案に関連して内部議論を経て再発防止策や制裁水準などを決定した後、鐘路区に伝える予定だ。前日、ソウル市鐘路区の関係者が出席した会議では「見せしめにするためにも強く処分すべき」という意見も出たという。

問題となった屋台は前日営業していなかったため、対面での点検は行われなかった。ただ、メニュー表にミネラルウォーターの価格を2000ウォンと表示し、国内・外国人の区別なく同一価格を受け取ってきたことが確認された。このため、行政機関が公正取引法違反で制裁することは難しいとの説明だ。鐘路区の関係者は「商人会でも問題の深刻さを認識していると聞いている」と述べた。

一方、鐘路区は今年6月から屋台実名制を正式に運営する。広蔵市場内の屋台商は区役所から占用許可を受けて営業している。料金や衛生問題などで一定水準のペナルティが累積した場合、営業停止処分や占用許可の取り消しが可能だ。現在は実名制の啓発期間となっている。