アストロズ今井達也を待ち受ける“真の正念場” 5月以降の転戦・連戦地獄に耐えられるか
「右腕の疲労」で負傷者リスト(IL)入りしているアストロズ・今井達也(27)が球団から全面バックアップを約束された。
今井は日本時間11日のマリナーズ戦に先発し、5四死球3失点で1回を持たずにKОされた。右腕の異常を訴えて本拠地ヒューストンでチームドクターの診察を受けた結果、肩や肘に異常はなく「右腕の疲労」と診断された。今井は15日、米メディアの取材に疲労の原因について「(メジャー流に)慣れていない。移動もチームに(全試合)同行したりとか、自分が思った以上に苦労している」と明かした。
球場内外での適応に苦慮する日本人ルーキーについて、エスパーダ監督は16日、米メディアの取材に「彼が適応できるように全力でサポートする」と明言。ブラウンGMも、地元ラジオ局のインタビューに「日本から来た選手が適応に苦労するのは分かっている。彼と話し合って、順応できるように手助けしたい」と話した。
右腕に異常がなかったため、早ければ29日のオリオールズ戦での戦列復帰が可能。本人も早期登板に意欲を見せているものの、本当の正念場はこれからだ。
渡米1年目の日本人選手は全米を股にかけての長距離移動に面食らうケースが少なくないが、アストロズは移動がシビアな球団の一つとして知られる。米国南部、テキサス州南東部のヒューストンを本拠地とするア軍の今季の総移動距離は3万9531マイル(約6万3619キロ)。全体8番目の長い移動を強いられる。
5月以降は休日なしの移動を要する過密日程が増える。特に地区優勝、ポストシーズン進出争いが熾烈になる8月26日のヤンキース戦(ニューヨーク)から9月7日のダイヤモンドバックス戦(ヒューストン)までは、移動日なしで13連戦が組まれている。
2年ぶりのア・リーグ西地区制覇、レギュラーシーズン勝ち上がりを目指すア軍にとって、今井はローテの一角として欠かせない存在だ。
ア軍の浮沈は、今井の適応力にもかかっているといえそうだ。
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