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 「ベースボール・アメリカ誌」は9日(日本時間10日)、スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20)が、まだ評価は低いが、将来的に大きく活躍する可能性を秘めた選手を表す「スリーパー」として浮かび上がってきたと報じた。同誌の最新、2026年ドラフトランキング(トップ150)には入っていないが、2年目の実績により、存在がクローズアップされることとなった。

 同内野手は今季ここまで、29試合に先発し、107打数28安打の打率.262、9本塁打、19打点。27四球、22三振で出塁率.413、長打率.589の成績を残している。佐々木の渡米1年目は波のある内容となり、ディビジョン1の投手相手に結果を残すのことに苦しんだ。2年目、基礎的な指標を見ると、着実に修正を加え、渡米前に抱かれていた期待感を取り戻しつつある。

 打球速度は平均91マイル(約146キロ)、上位10%の打球では107マイル(約172キロ)に達しており、打球の強さに加えて、コンタクト率も平均以上を記録している。また、スイング率を抑えることで、ボール球への見極めが改善され、打席でのアプローチも洗練されてきた。

 一方で、その調整がやや消極性につながる場面もあり、仕留められる球に対しては、より積極性を発揮する必要がある。打球の傾向も引っ張って空中に上げる能力を高めつつあり、これはより高いレベルでプレーする上で不可欠な要素だ。

 課題も残されている。身体能力は平均を大きく下回り、守備位置は一塁か指名打者に限られる。また、打撃の総合力にも依然として疑問が残る。それでも、この春に見せている進化は明確で、7月のドラフトで何らかのチャンスを得る可能性は十分にある。