白内障の初期症状とは?目がかすむ原因となりやすい人の特徴【医師解説】

白内障は誰にでも起こり得る可能性のある病気ですが、一度発症すると自然に元の状態に戻ることはありません。しかし、適切なケアをおこなうことで進行を遅らせることは可能なのだそうです。そこで今回は、白内障の初期症状やなりやすい人の特徴について、「森田眼科」の森田先生に解説していただきました。

監修医師:
森田 修(森田眼科)

北里大学医学部卒業。その後、順天堂大学医学部附属浦安病院や船橋二和病院などで経験を積む。現在は順天堂大学医学部附属浦安病院外来医長・緑内障診療責任者および「森田眼科」副院長。日本眼科学会専門医・オルソケラトロジー認定医。日本緑内障学会、日本眼手術学会の各会員。

編集部

まず、白内障について教えてください。

森田先生

白内障は、目の中にある水晶体が白く濁る病気です。私たちの目の構造はカメラと似ており、カメラのレンズに当たる部分が水晶体です。水晶体は外から光を集め、ピントを合わせる働きをしています。水晶体が透明であれば光をきれいに通しますが、濁って光が通りづらくなると、様々な症状が出るのです。

編集部

白内障になりやすい人の特徴はありますか?

森田先生

最も多い原因は加齢です。また、糖尿病やぶどう膜炎、アトピー性皮膚炎などの病気が関係することもあるとされています。加えて、ステロイド薬の長期使用による副作用で発症することもあります。

編集部

白内障の初期症状には、どのようなものがありますか?

森田先生

初期には「目がかすむ」「まぶしく感じる」程度の症状であることが多いですね。進行してくると、「視界が白っぽくなる」「視力が低下する」「ものが二重に見える」などの症状を自覚するようになります。

編集部

白内障は、一度発症すると元には戻らないのですか?

森田先生

そうですね。基本的には、一度濁った水晶体が元に戻ることはありません。白内障の治療の目的は「進行を遅らせること」です。すでに進行しており、生活に支障が出る場合には手術が検討されます。

※この記事はMedical DOCにて<白内障の初期症状・なりやすい人の特徴>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。