便利だとわかっていても、導入のハードルを感じる人も多い「お掃除ロボット」。せっかく取り入れても、うまく使いこなせていないと感じている人も多いのではないでしょうか。ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんも、自宅に導入した当初はスムーズに動かせず、思うように活用できなかったといいます。そこで部屋の使い方を見直したところ、今では気持ちよく過ごせるように。今回は、お掃除ロボットを快適に使うための工夫を教えてもらいました。

改善1:テーブルに「ものの置きっぱなし」をやめた

お掃除ロボットをスムーズに走らせる最大の敵は、「床に置いている家具・もの」です。ロボットを使い始めた頃は、ダイニングチェアを部屋の隅に重ねて避けていましたが、それでは重ねた場所が掃除できないという問題がありました。

【写真】尾花さん宅でのロボット走行区間

そこでSNSで見かけた「イスを逆さまにしてテーブルに上げる」方法を試してみたところ、重ねるよりもずっとラクだと気づき、この方法を採用することに。

「イス上げ」にともなって見直したのが、テーブルの上の状態です。

イスを上げるスペースを確保するため、出しっぱなしにするのはティッシュとテレビのリモコンのみに限定。手ごわかった「家族の飲みかけのコップ」は、「片づけてもいい?」と声をかけて置きっぱなしを防止。イス上げが可能になったことでロボットが走る範囲が広がりました。

また、テーブルの上がスッキリし、イス上げの前に座面をふくようになったことで清潔感もアップしたのは、うれしい誤算でした。

改善2:巻き込み防止!「コード類」を床から浮かせる

2つ目に見直したのは、床をはう配線コードです。

デスクの足元にあるパソコンや照明のコードは、壁際に寄せてあれば大丈夫だと思っていました。ところが、ロボットの回転ブラシが想像以上の力でコードを巻き込んで動けなくなってしまい、エラーで停止。普通の掃除機では起きないトラブルに、最初は驚きました。

そこでコードを浮かせるために活用したのが、100円ショップの収納グッズです。

本来はキッチンや洗面所で使う「マグネット付きのフックやトレイ」をデスクの脚や裏に取りつけ、コードを床から浮かせて固定しました。

専用の配線コード隠しを使わなくても、とにかく「浮かせる」だけで、ロボットの回転ブラシに巻き込まれることはありません。

床からコードが消えると、見た目がスッキリするだけでなく「ホコリもたまりにくい」というメリットもありました。

改善3:「床置きOKエリア」をつくり、ハードルを下げる

3つ目の工夫は、あえて「床置きを許す場所」をつくることです。

ロボットの走行範囲を増やすには床置きゼロの状態にするのが理想ですが、現実的にはハードルが高すぎます。

観葉植物や空気清浄機など置きたい家電もありますし、作業途中のものだったり、忘れないためにあえて出しておきたいものもあります。

そこでわが家では、もともとものが集中しやすいテレビ周りを「床置きOK、かつ“ものの一時退避場所”」と決め、アプリ上でロボットの「走行禁止エリア」に設定しました。

このエリアを設けたことで、「完璧に片づけなくても大丈夫」と割り切ることができ、片づけのプレッシャーが減りました。

禁止エリアだけは休日に自分でサッと掃除機をかけますが、面積が少しなのでまったく苦になりません。

ちなみに、小さなお子様がいるご家庭では、オモチャを完璧に片づけるのは難しいので、遊び場所を走行禁止にしたり、オモチャの一時退避場所を設けると、親子ともどもラクになっていいと思います。

「床置きOK」という「がんばりすぎない仕組み」も取り入れたことで、お掃除ロボットが走れるようになり、わが家の床掃除は驚くほどラクになりました。

帰宅した瞬間の、あのガックリ感やイライラがなくなり、本当に改善してよかったです。お掃除に悩みを抱えているみなさんの参考になればうれしいです。