「購買力の限界を突破して横ばい傾向」山形県内地価が4年連続上昇 東根市と天童市は住宅地で高い伸び
土地取引の基準となる土地の価格「地価」の調査結果が公表され、去年1年間の平均変動率は山形県全体では4年連続の上昇となりました。一方、専門家は、住宅需要の減少などで中長期的には地価が下落すると予想しています。
公表されたのは、国土交通省の調査に基づく1月1日時点の県内の住宅地や商業地など合わせて195地点の1平方メートルあたりの地価です。
去年1年間の地価の動きを示す平均変動率は、住宅地、商業地、工業地を含む県全体でプラス0.2パーセントで、4年連続の上昇となりました。
このうち住宅地は、プラス0.2パーセントで5年連続の上昇です。地域別では、山形市がプラス0.5パーセントだった一方、東根市はプラス2パーセント、天童市はプラス1.5パーセントと高い上昇率となっています。
一方、商業地の平均変動率はプラス0.1パーセントで2年連続の上昇、工業地の平均変動率はプラス1.3パーセントで9年連続の上昇となっています。
商業地で最も高かったのは山形市七日町1丁目の「アズ七日町」で、1平方メートルあたりの価格は、去年よりも2000円高い22万3000円でした。
住宅地は山形市八日町1丁目付近で、1平方メートル当たりの価格は去年よりも2000円高い10万3000円でした。
一方、今後の地価の見通しについて専門家は。
不動産鑑定士・月田真吾さん「婚姻率が低い状態が今後も改善されなければ住宅需要として減少していき、中長期的には間違いなく地価下落がトレンドになってくる。それがいつ来るかはまだ分からない」
専門家は「中長期的に地価が下落する」と予測し、理由として、住宅需要の減少や高齢化による空き家の増加などを挙げています。
