山形放送

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山形市中心部の「文翔館」周辺の再開発について23日、基本構想がまとまりました。歩道を拡張するなどして歩行者中心の空間を作り、にぎわい溢れる歩きやすいまちづくりを目指すとしています。

山形市の中心部に位置する「文翔館」周辺エリアの再開発は、県や山形市が中心となって検討を重ねています。

従来の「車中心」の環境を「歩行者中心」の空間に作り変えることで、国の重要文化財「文翔館」の歴史的景観などを生かしながら「人が歩きやすいまちづくり」を目指すものです。これまでの社会実験などの結果を踏まえた再開発の「基本構想」がきょう、検討委員会で承認されました。

基本構想では、山形銀行の新本店前から文翔館までの県道を現在の3車線から2車線に変更して北進の一方通行にします。
その上で、自転車専用レーンを設置し、自転車が歩道を走ることを防いで歩行者が安全・快適に移動できる環境を目指します。

また、山形銀行新本店のオープンスペースや文翔館前に建設予定の新たな山形市民会館の広場などで歩道との境界をなくし、一体感のある空間として整備する方針です。
一方、文翔館では、周辺の生垣や樹木を整備し開放感を生み出します。文翔館の広場にベンチなどの休める場所を増やすほか、文翔館周辺で「キッチンカー」イベントを開くなどして人が留まる居心地の良い空間づくりを目指すということです。

検討会議会長・山形大学佐藤慎也教授「山形で進んできた街づくりは例えば道の駅や郊外の子育て支援施設。それに伴って街なかがにぎわいを失ってきたのは確かな事実。昔の建物、懐かしさをうまく生かした街づくりなど色んな形で(人に)集まってもらいにぎわいを取り戻すことが大切になってくる」

県都市計画課・高宮篤課長「まずは(にぎわいの)拠点という形で整備を行った。ハード整備だけではなく周りを生かしてくれる方に協力をいただきながら街としていろんなことに取り組める空間にしていきたい」

県は新年度以降、山形市役所前の道路の一方通行化といった社会実験を行うなどした後道路整備に着手し、最終的な整備完了は2031年度以降を見込んでいます。